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紗奈先輩と付き合ってみたら。  作者: くわがた
1年生3学期編
66/181

第66話 学年末テスト明けの解放感

 僕たちは今、学年末テストが終わった開放感を思う存分に味わっていた。

 そして、僕たちは今、商店街の中にいる。しかも、僕たちは制服を着ている。つまり、学校帰りということだ。

 そんな中僕たちは商店街の中の景色が見える展望台を目指していた。

 そこには30分ほどで着くことができた。

ちなみに、その展望台は無料で入れた。

 僕たちは施設の中に入って、望遠鏡で遠くを見渡すと、僕たちが通っている高校が見えた。

「紗奈ちゃん、僕たちが通っている高校も見えるよ」

僕は紗奈先輩に望遠鏡を譲った。

「あやちゃん、どの辺」

紗奈先輩はどの方角に高校があるかわからなさそうだったので、僕は紗奈先輩に「こっちの方だよ」と教えた。

すると、紗奈先輩は高校が見えたのか「確かに見えるね」と言った。

「紗奈ちゃん、写真撮らない?」

「うん」

そして、僕たちは写真撮影のスポットに行って、写真を撮った。

 写真を撮り終わると、紗奈先輩は僕にその写真を送った。

僕は紗奈先輩から送られてきた写真を見てみた。

 その写真は最近の写真の中でとてもきれいに撮れていた。

「紗奈ちゃん、今の写真スマホの待ち受け画面にしてもいい?」

「もちろん」

 そして、僕は紗奈先輩との写真をスマホの待ち受け画面にした。

そして、僕たちは展望台の外のベンチで休憩を取ることにした。

「そういえばあやちゃん、あやちゃんって髪長いの好きなの?」

「うん、でも、紗奈ちゃんみたいに短い髪形もいいと思うよ」

「あやちゃんのショートボブ似合ってるよ」

紗奈先輩は少し恥ずかしそうに言った。

「紗奈ちゃんも短い髪形似合ってるよ。なんか、紗奈ちゃんらしい」

僕がそういうと紗奈先輩はとてもうれしそうにしていた。

「ありがとう」

紗奈先輩はそう言って僕を抱きしめた。

「あやちゃん、私、あやちゃんと付き合えてうれしい」

「僕もうれしいよ」

 僕たちは展望台の外のベンチで座ったまま抱き合っていた。

 そして、ベンチに座り始めてから30分ほどたったところで僕たちは少しおなかがすいてきたので、商店街で何か買って食べることにした。

「あやちゃんはどんなのが食べたい?」

「あったかいものかな~」

2月の中旬に僕たちは長い間外にいたので体が冷えてきた。

「あったかいものか~」

紗奈先輩がそういうと僕は咳が出た。

「あやちゃん大丈夫?」

「うん」

 あれから僕たちはしばらくの間歩き続けた。そして、紗奈先輩が見つけたファーストフード店でフライドポテトを買って二人で食べることにした。

 そして、店内に入って紗奈先輩は空いている席を探した。

「あやちゃんは待っててね」

「紗奈ちゃんと一緒じゃないと」僕はまた咳が出てしまった。

「少しだけだから待っててね」

紗奈先輩は申し訳なさそうに言っていた。

僕はうなづくだけで精一杯だった。

 そして、紗奈先輩がフライドポテトを注文している間、僕は寂しかった。

 そして、紗奈先輩が帰ってくると、紗奈先輩は「あやちゃん待たせてごめんね」と言った。

「紗奈ちゃんありがとう」

「これ、もしよかったらどうぞ」

紗奈先輩が差し出したのは温かそうなスープだった。

「ありがとう」

僕はそのスープを飲んだ。

そのスープを飲むと、冷えていた体が温まった。

「あったかい」

「ポテトも頼んだから一緒に食べよう」

「うん」

 そして、僕がスープを飲み終わると紗奈先輩は一緒にポテトを食べ始めた。

「ポテトもおいしい」

「体、温まってきた?」

「うん」

僕がそういうと紗奈先輩はうれしそうにしていた。

「さっきからあやちゃんの元気がなくなっているように感じたんだ~」

「紗奈ちゃん、ありがとう」

僕がそういうと、ポテトはなくなっていた。

 僕は時間を確認するために時計を見た。

 すると、時計は6時30分を指していた。また、お店の外は真っ暗になっていた。

「そろそろ帰ろうか」

紗奈先輩はそう言って荷物をまとめた。

「うん」

 そして、店の外に置いてある自転車に乗って僕たちは家に帰った。

 そして、いつもの分岐点に着くと、紗奈先輩は「家に帰ったらしっかりお風呂入ってね」と言った。

僕は「紗奈ちゃんありがとう」と言って家まで帰った。

 家に帰ると僕は紗奈先輩に言われた通りしっかりとお風呂に入った。

 そして、僕は疲れていたので僕の分だけ残っていた夕食を食べてからすぐに就寝した。


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