第57話 商店街デート
今日は紗奈先輩と商店街に行く日だ。
僕は紗奈先輩と決めていた集合場所に行って、紗奈先輩が来るのを待った。
「あやちゃん、おはよう」
「あ、紗奈ちゃんおはよう」
「今日も楽しもうね」
「うん」
そうして私たちはしばらくの間電車に乗った。
そして、僕が行ったことのない商店街に着いた。
そして、紗奈先輩と商店街の中をひたすら歩き続けた。
そして、ひとつ面白そうな店があった。
「紗奈ちゃん、こののお店面白そうだよ」
「行ってみよう」
そうして僕たちはそこのお店に行くことにした。
ちなみに、そこのお店はパソコンなどを売っているお店だった。
店内に入ってみると、パソコンがとても狭しと置いてあった。
そして、ある一つのパソコンの値札を見てみた。
「中古品 最新OS搭載 3150円」
「紗奈ちゃん、このパソコンお得じゃない?」
「確かにすごく安いね」
しかし、僕は買う気にはなれなかった。なぜなら、紗奈先輩とのデートに支障が出で来るからだ。また、僕はあんまりパソコンが好きではないので、結局購入しなかった。
そして、紗奈先輩と店を出ると、しばらく歩き続けた。
すると、紗奈先輩がペアルック専門店を見つけたので、僕たちはそこに行くことにした。
店内に入ってみると、ペアルックの服がたくさん並んでいた。
そして、僕たちが目を付けたのが、ペアルックのオーバーオールだった。
「紗奈ちゃん、これよさそうじゃない?」
「オーバーオールか、」
「うん、一回試着してみよう」
そうして僕たちはそこのオーバーオールを試着してみた。
すると、僕たちは意外に似合っていた。
また、サイズもぴったりだった。
試着した状態で二人横に並んでいると、とても似合っていた。
しかし、値札を見てみると、5280円と書いてあった。
「紗奈ちゃん、これ5280円もするね」
「でも、これ二枚での金額って書いてあるよ」
「とぃうことはそこまで高くないよね」
「一緒に買おう」
そうして僕たちは購入した。
そして、お店を出ると、僕はあることに気が付いた。それは、昼間にも関わらずに商店街にイルミネーションがあることだ。
「紗奈ちゃん、イルミネーション光ってるね」
「うん、綺麗だね」
すると、紗奈先輩のおなかがなった。
「ヤダ、恥ずかしい」
紗奈先輩は顔を真っ赤にしていた。
「あやちゃん、私おなかがすいてきちゃったから、昼食食べよう」
「うん」
そうして僕たちはお店を探したが、どこのお店も料金が高かった。
結局僕たちは大手チェーンのラーメン屋に行った。
そこは、しょうゆラーメンがたったの400円で食べられるところだった。
僕たちはそこのラーメン屋で普通のしょうゆラーメンを注文した。
そして、しょうゆラーメンが来ると、僕たちはそのラーメンを食べた。
ラーメンを食べ終わると、店から出て、近くのベンチに座った。
「あやちゃん、この商店街を見渡せるスポットがあるらしいんだけど、そこに行ってみない?」
「うん、行ってみよう」
そうして僕たちはそこに行くことにした。
本来ならバスを使っていくところだが、今回はお金を温存するために歩いていくこととなった。
そして、僕たちは一時間歩いた末にそこに到着することができた。
すると、先ほどの商店街がとてもきれいに見えた。
僕たちはそこの景色をただひたすら見ていた。
そして、僕たちはそこの景色を背景に二人で写真を撮った。
「せっかくだから、ここでキスしない?」
紗奈先輩はそう言った。
僕はもちろんすることにした。
「うん、しよう」
そうして、僕たちはキスをした。
そして、少し遠いところまで来ていたので、僕たちは家に帰ることにした。
帰りの電車の中では僕は紗奈先輩とずっと肩を組んでいた。
そして、僕は紗奈先輩の顔を見ていた。
そして、駅から出ると、僕たちはそこでお別れなので、僕は寂しくなってしまった。
「紗奈ちゃん、別れるの寂しい」
「僕とハグして」
僕がそういうと、紗奈先輩はいつものように僕を抱きしめてくれた。
僕はずっとこのままでいたいと思った。
そして、お別れの時が来てしまった。
僕たちはそれぞれの家まで帰っていった。
そして、家に帰ると、弟の襟嘉が僕に話しかけてきた。
「この前のお姉さんにまた会いたい」
「でも、紗奈先輩も用事があると思うよ」
「亜矢理より年上なの?」
「一つだけね」
「また今度会わせてね」
「本人が嫌って言ったらあきらめてね」
「うん」
そうして、僕はなんと、彼女を弟に会わすことにしてしまった。