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紗奈先輩と付き合ってみたら。  作者: くわがた
1年生冬休み編
45/181

第45話 僕の誕生日

 今朝起きると僕は16歳になっていた。つまり、今日は僕の誕生日ということだ。

リビングに向かうと、お父さんとお母さんと襟嘉と由香里に「お誕生日おめでとう」と言ってもらえた。

いつも通り朝食をを食べると、制服に着替えてすぐにいつもの駅まで向かった。

駅に着くと制服を着た紗奈先輩が待っていた。

「あやちゃんおはよう。あとお誕生日おめでとう」

「ありがとう」

すると、紗奈先輩は僕を強く抱きしめた。

「あやちゃん、今日一日楽しませてあげるね」

紗奈先輩がそう言っているように聞こえた。

「あやちゃんはどこか行きたいところとかある?」

「僕は紗奈ちゃんと楽しめるところに行きたい」

「あやちゃんらしいね」

紗奈先輩はそう言ってしばらく考え込んでいた。

「あやちゃん、もしあやちゃんが嫌じゃなかったら少し遠いショッピングモールに行かない?」

「うん」

僕がそういうと紗奈先輩は強く抱きしめていた僕を離して、駅の改札を抜けたところで僕と肩を組み始めた。

 そして、電車に乗ると、紗奈先輩とネクタイを交換した。

「あやちゃん、髪三つ編みにしてあげようか?」

「紗奈ちゃんお願い」

僕がそういうと紗奈先輩は僕の髪の右側の少し前らへんを編み始めた。

「あやちゃん、めっちゃ似合ってるよ」

「紗奈ちゃんありがとう」

そして電車に揺られること40分ほどで目的地の最寄り駅に到着した。

 最寄り駅に着くと、紗奈先輩はトイレに行った。その間は僕は孤独を感じていた。

「あやちゃん、待たせてごめんね」

「紗奈ちゃん、謝らないでほしい」

「うん。ありがとう」

 そうして10分ほど歩いてショッピングモールに到着した。

そして到着して早々僕たちはプリクラを撮りに行った。

そこでのプリクラはとても盛れていた。

そして、落書き中はとても楽しんだ。

落書き終了後、でできた写真をみると、とてもかわいい二人の写真がでできた。

特に、僕の髪の三つ編みがかわいく感じた。

「紗奈ちゃんありがとう」

「どういたしまして。あと、私用事があるんだけど、少し別行動させてくれない?」

僕は紗奈先輩の一言でとても悲しくなった。

「僕、紗奈ちゃんと離れるの寂しいよ」

そう言って抱きつきたいところだったが、僕は少し離れることにした。

「紗奈ちゃん、そこの本屋で待っててもいい?」

「全然いいよ。後15分ほどで帰ってくるから」

 そうして僕は紗奈先輩と別行動を始めた。

 僕は本屋に行ってそこら辺にあった恋愛小説を読んで見たが、全然内容が入って来なかった。

「あやちゃん、戻って来たよ」

僕は恋愛小説を棚に戻し、紗奈先輩に抱きついた。

「あやちゃん、そういえばお腹が空いてない?」

「僕は大丈夫だよ」

「それじゃあ本屋さんもう少し見よう」

「うん」

そして、僕たちは本屋さんの中をもう少し見歩いた。

「紗奈ちゃん、おなかすいてきた」

「本屋さんはもうこれでいい?」

「うん」

僕がそう答えると、紗奈先輩は僕をフードコートまで連れていってそこで二人でハンバーガーを食べた。ハンバーガーを食べ終わると、僕たちはそこのショッピングモールを午後六時ほどまで回り続けた。

 そして、午後六時ごろになると、僕たちは夕食を食べるところを探した。

 結局僕たちはクリスマスの時よりも高級感があるレストランに行くことにした。

幸いそこの中はそこそこすいていた。

 僕たちはそこの店でステーキを食べることにした。

 そして、そのステーキはとても柔らかかった。

そして、それを食べた後は二人で食べるには大きすぎるケーキを食べた。

そして、ケーキを食べ終わると紗奈先輩が「トイレ行ってくるね」と言って席を外した。

 しばらくすると紗奈先輩が帰ってきた。

「お誕生日おめでとう」

紗奈先輩はそう言って僕にプレゼントを渡した。

「ありがとう」

僕はそう言ってそののプレゼント開けてみた。すると、中にはとても高級そうなハンカチが入っていた。

「あやちゃん、最後に屋上のイルミネーション見に行かない?」

「うん」

僕がそういうと、まずはレジまで向かった。

僕は財布の中にある一万円札を取り出して、代金を支払う準備をした。

しかし、紗奈先輩が7000円近い代金を支払ってくれた。

 そして、僕は会計が終わった後紗奈先輩に「ありがとう」と伝えた。

 そして、僕たちは屋上まで向かった。

屋上に着くと、とてもきれいなイルミネーションが広がっていた。

僕たちはそのイルミネーションの写真をたくさん撮った。

そして、きれいに光るイルミネーションの中僕たちはハグをした。

そのハグは感覚的に10分ほどした。

そして、僕たちは家に帰ることにした。

帰りの電車の中では僕たちは静かに過ごしていた。

 途中僕は眠くなってしまって紗奈先輩にもたれて寝てしまった。

 目が覚めたときには五駅前になっていた。そして、僕は寂しくなって少しずつ涙があふれてしまった。それでも僕は紗奈先輩との貴重な時間を大切にした。

そして、とうとう別れの時間になってしまった。

僕の涙腺がとうとう崩壊してしまった。

 僕は紗奈先輩に抱きついて、「紗奈ちゃんと別れるの寂しい」と言って紗奈先輩を止めてしまった。

 紗奈先輩を困らせてしまっているのはわかっているのに、紗奈先輩を困らせてしまうのはとても悲しくて辛かった。しかし、僕は我慢をすることができなかった。

「あやちゃん、明日屋内のプールに行く?」

「うん」

僕は、紗奈先輩を離すことができた。

「紗奈ちゃん今日はありがとう」

「あやちゃん、こちらこそありがとう」

そうして僕たちは家まで帰った。

そして家に帰ると紗奈先輩から貰ったハンカチを制服のポケットの中に入れて、

明日紗奈先輩とプールに行くための水着を準備して、早々にベッドの中にもぐりこんだ。そして僕は眠りに落ちるまでの間今日のことを思い出していた。

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