第44話 紗奈先輩を呼んで
今朝起きるとすぐに部屋を片づけた。そう、今日は紗奈先輩が僕の家に来る日だ。
朝ご飯を食べた後に制服に着替えているとインターホンがなった。
僕は制服に着替え終わると玄関まで向かった。
そして、玄関にいた紗奈先輩を自分の部屋まで案内した。
「あやちゃん、私あの後も勉強して合計で半分くらい終わらせたよ」
「僕も半分くらいは終わらせたよ」
「あやちゃん、今日も頑張ろうね」
「うん」
そうして二つある机のうち一つで僕が勉強してもう一つの机で紗奈先輩が勉強した。
そして、今日はお父さんもお母さんも仕事なので僕が昼食を作ることになっていた。
そのため、一回家を出て近くのスーパーマーケットに行った。
そこで僕は襟嘉と由香里の分の分はもちろん、紗奈先輩の分も食材を購入した。
そして家に帰ると、すぐに調理を始めた。ちなみに今日の料理は焼きそばだ。
そしてご飯を作り終わると、僕は襟嘉と由香里と紗奈先輩を呼びに行った。
すると、三人とも僕の部屋で何か話していた。
「紗奈ちゃん何話していたの?」
そう僕が聞くと紗奈先輩は「秘密」と答えた。
僕は三人が何を話していたか気になって仕方がなかった。
そして、三人を食卓に連れて行き、そこで僕が作った焼きそばを食べた。
「あやちゃんこの焼きそばおいしい」
「ありがとう」
そして、焼きそばを食べ終わると、僕と紗奈先輩は勉強をし始めた。
そして午後五時ごろになると、お母さんが帰ってきた。
僕はお母さんのところに行って、今日の食費のお釣りを返した。
「お母さん、今日彼女の分もご飯作ったんだ」
僕はお母さんに怒られると思っていたが、お母さんは全然怒らなかった。
「今日彼女さんは夜までいるつもりなの?」
「夜まではいないよ」
僕はそう言って自分の部屋に戻って勉強をした。
そして、一時間ほど勉強に集中した。
「紗奈ちゃん、もうそろそろ帰る?」
「うん。もう六時だし」
「今日もハグさせて」
「うん」
僕は紗奈先輩とハグをした。
そして、そのあとは紗奈先輩を玄関まで送り届けた。
そして部屋に戻ろうとすると、襟嘉に呼び止められた。
「今日のお姉さんかわいかったね。また家来る?」
「わからない」
すると、襟嘉は残念そうにしていた。
そして僕は勉強を頑張って、冬休みの課題をほぼ終わらせることができた。
翌日は紗奈先輩の用事があって会うことができなかったので少しだけ残っている冬休み課題を終わらせた。