第43話 初めての紗奈先輩の家
今日僕はかなり緊張していた。
なぜなら、今日初めて紗奈先輩の家に行くからだ。
僕はいつもより身だしなみを気を付けることにした。
ちなみに、僕は制服で行くことにした。
しかし、制服のネクタイには「乃木坂 紗奈」と書いてあった。
「ネクタイ戻すの忘れてた」
しかし、僕は予備のネクタイを持っていなかったので、紗奈先輩のネクタイを着けていくことにした。
そして僕はスマホの地図を見て、紗奈先輩の家に行くことができた。
僕はインターホンを押した。
すると、紗奈先輩のお母さんが出てきた。
「少し待っててね」
そう紗奈先輩のお母さんに言われ、しばらく待っていると、紗奈先輩が出てきた。
「すぐ出てこれなくてごめんね」
「全然大丈夫だよ」
「ありがとう」
そうして僕は紗奈先輩の部屋までついていった。
「ここが私の部屋だよ」
紗奈先輩の部屋はとてもきれいだった。
「紗奈ちゃんの部屋きれいだね」
「あやちゃんありがとう」
そうして部屋の真ん中にあるローテーブル付近に座ると、紗奈先輩も制服を着ていることに気が付いた。
「紗奈ちゃんも制服着てるね」
「うん」
「あと、ネクタイ戻さない?」
僕がそう言った瞬間紗奈先輩の顔が少しずつ赤くなっていった。そして紗奈先輩は自分が身に着けていたネクタイを外し、机の上に置いた。僕も紗奈先輩のネクタイを外し、机の上に置いた。そして互いに自分のネクタイを手にとって自分でつけた。
僕はリュックサックから勉強用具を取り出して勉強をし始めた。
10分ほど経って紗奈先輩の方をみると、紗奈先輩は勉強に集中しているように見えた。
そのあとも僕は勉強に集中した。
三時間ほど勉強すると、課題を二つほど終わらすことができた。
そのころにはお腹がすいてきた。
そこで僕は弁当を食べることにした。
紗奈先輩も、食卓に置いてあった昼食を部屋にもっていって二人で昼食を食べた。
そして昼食を食べた後も、勉強をした。
そして、帰る時間になると僕は課題を三分の一ほど終わらせることができた。
「もうそろそろ時間だから帰るね」
「うん」
「でも、最後にハグだけさせて」
「うん」
紗奈先輩は立ち上がり、僕を抱きしめてくれた。
「紗奈ちゃん、この後も課題頑張ってね」
「うん。頑張るよ」
「そして、課題終わってから遊ぼうね」
「うん」
「あと、もし良かったら明日も制服着てね」
「うん」
「あと、明日弁当持ってこないでね」
「うん」
そして、僕は紗奈先輩の家を出て、自分の家まで帰った。
家に帰ってからも自分で勉強をして、冬休み課題の半分ほどを終わらすことができた。
そして明日に備えて、今日は十時までにはベッドに入った。