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紗奈先輩と付き合ってみたら。  作者: くわがた
1年生冬休み編
41/181

第41話 紗奈先輩とのクリスマスパーティー

 チア部のパーティーを終え、紗奈先輩が待っている三番の部屋に行くと紗奈先輩が一人ぽつんと待っていた。

「紗奈ちゃん、ほかの人は?」

「30分後に集合にしてるからしばらくの間は来ないと思うよ」

「それじゃあそれまでの間僕と雑談しよう」

「その前に私たち制服に着替えよう」

「うん」

 僕たちは更衣室に行ってこのために持ってきた制服に着替えた。

僕が戻ってくると、紗奈先輩は僕のネクタイを綺麗に結びなおしてくれた。

「やっぱりあやちゃんは制服にあってるね」

「ありがとう。あと、紗奈ちゃんも制服にあってるよ」

「ありがとう」

そして僕たちは広い部屋なのにお互いの体が触れるくらい近くに座った。そして、ほかのみんなが来るまで雑談をしていた。

ちなみに、今日はいつもの6人が来ることになっている。

 ほかのみんなが来ると、紗奈先輩が一曲予約した。

「あやちゃん歌って」

僕はいきなりで緊張したが、うまく歌うことができた。

「あやちゃん上手だったね」

「ありがとう」

いきなり店員さんが入ってきた。

「こちらが特盛フライドポテトと特盛一口ハンバーガーです」

そう言って店員さんは特盛フライドポテトと特盛一口ハンバーガーを机の上に置いてこの部屋を後にした。

「明宏!またやったでしょ」

めぐみさんは明宏先輩に怒っていた。

「今日はクリスマスパーティーだし」

「いつもやってるでしょ!今回も料金自腹だよ」

「そんな~」

「みんなごめんね。これらは好きに食べてもいいからね」

僕は皿にたくさん盛られている一口ハンバーガーを食べてみた。

すると、一口ながらも普通のハンバーガーのようにおいしかった。

「かわいい~」そうめぐみさんがつぶやいた。

「めぐみさん、このハンバーガーとってもおいしいよ」

僕がそういうとめぐみさんも一口ハンバーガーを食べた。

「確かに、とてもおいしいね」

「明宏、さっきは本当にごめんね」

「俺も悪かった」

「でもこれからはこんなことにならないように私に一言かけてから頼んでね」

「ありがとう」

そうしてめぐみさんと明宏先輩は仲直りをした。

 二人が仲直りをすると、紗奈先輩が一曲演奏させた。

「めぐみと明宏君の二人で歌ってみて」

二人はかなり戸惑っていたが、無事全部歌いきることができた。

得点は89.234だった。

「そこそこだね」

すると、めぐみさんがさっき僕が歌った曲を演奏させ始めた。

「今度は紗奈とあやちゃんの番だね」

僕たちは少し戸惑ったが、先ほどの二人の点数を超える92.610点を出した。

「やったね!」

僕たちはハグをした。

「次は玲子と翼君の番だね」

紗奈先輩は玲子さんにリモコンを渡した。

そして玲子さんと翼先輩の歌はとても上手だった。

当然点数も高く、95.549点だった。

「玲子すごいじゃん」

「これは翼君のおかげだよ」

翼先輩はとても照れていた。

「ありがとう」

翼先輩はミニハンバーガーを一つ食べた。ミニハンバーガーは、まだ結構残っていた。

「そういえば、ドリンクバー使っても大丈夫?」

めぐみさんがそう聞くと紗奈先輩は「もちろん使っていいことになってるよ」と言った。

すると、めぐみさんは玲子さんをドリンクバーに連れて行った。

僕もそれについていき紗奈先輩の分も飲み物を用意した。

 その後も1時間ほど歌い続け、そこからカラオケの音量を最小にして雑談をした。

 その間にミニハンバーガーとフライドポテトは全て無くなっていた。

 最後に、もう一度みんなで歌を歌った。

 終了時間ぎりぎりになると、急いで受付に向かった。

 紗奈先輩が会計を済ませて僕たちのところに来た。

「今日のカラオケ代一人600円ずつ払ってね」

 紗奈先輩にそう言われると僕はピカピカの100円玉と500円玉を紗奈先輩に渡した。

 そして、僕たちは撮影スポットで六人の写真を撮った。

 その後は解散だったが僕は紗奈先輩ともう少し話すことにした。

「あやちゃん、29日空いてる?」

「僕は空いてるよ」

「私とデートでもいい?」

「うん、もちろん」

「それまでに宿題終わらそうね」

「うん」

そうして、僕も家まで帰った。

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