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紗奈先輩と付き合ってみたら。  作者: くわがた
1年生冬休み編
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第39話 冬休み初日

 朝起きると、「今日から冬休みだ」と思う気持ちと、「けど、部活があるのは大変」という気持ちがあった。

 それでも部活に参加しないことはできないので僕は部活に参加した。明日あさっては部活がないので今日だけは頑張ろうと思った。

 今日の部活もいつも通りにスパルタだった。僕はその活動を乗り越え帰りに自転車置き場から、自転車を出そうとすると、僕のの自転車が隣の自転車に当たってしまった。すると、そこの区画の自転車が次々に倒れて行ってしまった。

 僕は頭の中が真っ白になってしまった。しかし、幸いなことに帰りだったので、自転車を立てることにした。

自転車を一台一台立てていると、「私も手伝うよ」と紗奈先輩が言ってくれて、そこから二人で僕が倒してしまった自転車を全て立てた。

僕は紗奈先輩に「ありがとう」と言った。

すると紗奈先輩は、「私が自転車倒しちゃったとき、あやちゃんが手伝ってくれて、ありがとう」と言った。

「あの日、紗奈ちゃんと話せたの嬉しかったよ」

「私もうれしかったよ」

「あの日話してなかったら付き合ってなかったかもね」

「そういえば、私自転車取ってくるね。あやちゃんは先に校門行ってて」

「うん」

僕は校門まで向かって、少し待機した。そして紗奈先輩が僕のところまで来た。

「あやちゃん、遅くなってごめんね」

「そんなことないよ」

「いよいよクリスマスイブ明日だね」

「明日楽しもうね」

「うん」

 僕は紗奈先輩のネクタイがきれいに結ばれていることに気が付いた。

「紗奈ちゃん、ネクタイきれいに結んでるね」

「ありがとう。あとあやちゃんのネクタイ結びなおそうか?」

今日ははネクタイを雑に結んでしまっていたので、紗奈先輩に結びなおしてもらうことにした。

「うん」

 紗奈先輩は僕のネクタイを一度緩めてきれいに結びなおした。

「私、実はネクタイ結ぶの好きなんだ。あと、あやちゃんかわいいね」

「ありがとう」

「今日も写真撮らない?」

「うん、撮ろう」

 写真を撮り終わって紗奈先輩にその写真を見せてもらうと、僕は今までよりも制服を着こなしていた。

「それじゃあまた明日」

「またね~」

 僕は家に帰ると、冬休みの課題をやれるだけやった。

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