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紗奈先輩と付き合ってみたら。  作者: くわがた
1年生2学期編
38/181

第38話 二学期終業式

 ついに終業式の日になった。つまりこれは明日から冬休みであることを意味する。

 今日は僕もいつもよりテンションが高かった。

 学校に着くと、一人だけ冬服ではなかった男の子も今日は式の日なので冬服で来ていた。

 終業式で、僕は一つ緊張していることがある。それは、成績表が帰ってくることだった。しかし、それは僕が思っていたよりかは良いものだった。

 僕は安心してから部活に参加した。

 そして部活が終わると僕は自転車置き場まで向かった。

「あやちゃん、今日は楽しもうね」

「うん」

そうして僕たちは商店街に向かった。

 商店街に着くと、まずスマホが投げ売りされているお店があった。

「紗奈ちゃん、あそこのお店行かない?」

「面白そうだね!」

 そうして僕たちはそこのお店に行くことにした。

そこのお店にはそこそこきれいだけど「保証なし」と書いてあるスマホから、画面がバキバキのとても汚そうなスマホまで置いてあった。

 状態が悪いものは価格が安く100円の物もあった。

「紗奈ちゃんここのスマホとても安くない?」

「でも、壊れているらしいよ」

紗奈先輩が「ジャンク品」と大きな文字で書いてあるポスターを指していた。

「確かにね~」

 結局僕たちは何も買わなかった。

紗奈先輩とお店の外に出ると、反対側に衣料品のお店があった。そしてそのままの流れでそこのお店に入ると、奥のほうにあるマフラー売り場まで行った。そして、青色のマフラーを二人そろって購入した。

店から出ると、二人でマフラーを着けた。

「あやちゃん、マフラーに合ってるね」

「紗奈ちゃんもに合ってるよ」

「ありがとう」

「紗奈ちゃんはどこか行きたいお店とかないの?」

「私はあやちゃんと制服プリとか撮りたいと思うよ」

「いいね、制服プリ」

 そうして僕たちはプリクラ専門店に行った。

そこで、紗奈先輩が選んだ機種でプリクラを撮った。

ちなみに今回もカップルプリのポーズだった。

 プリクラを撮った後はしばらくの間商店街を回った。そして、気づいたらすっかり夜になっていた。

「あやちゃん、日が沈んじゃったね」

「うん」

「もうそろそろ帰る?」

「外も暗くなってきたからね」

 僕たちが帰ろうとすると、商店街のイルミネーションが光りだした。

「あやちゃん、イルミネーションきれいだね」

「うん、これからもきれいな景色見ようね」

「うん」

「紗奈ちゃん、写真撮らない?」

「うん、撮ろうか」

紗奈先輩は自分のスマホを出して、もう片方の腕で僕と肩を組んで写真を撮った。

そしてその写真をラインのアイコンにした。

「あやちゃん、今日はありがとう」

「こちらこそ今日は楽しかったよ」

 帰りは二人で自転車を押しながら、学校まで行ってそこから分かれて家まで帰った。

 家に帰ってからも僕は紗奈先輩とビデオ通話を一時間ほどして、そこから冬休み中にもある部活の準備をしてから眠りについた。

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