第37話 気温が下がってきて
最近は気温がかなり下がってきている。高校でも、少し前は合服の人もいたが、今となってはほとんどの人が冬服だ。
ちなみに、合服というものは、冬服の上着を着ていないバージョンのことだ。また、ネクタイやリボンについては、合服は付けてもよいが、上着を着るときは付けなければならない。
今日は寒そうだったので、僕も冬服を着ていった。
教室に着くと、陽子さんは既に教室にいた。
「陽子さんおはよう」
「あやちゃんおはよう。最近寒くなってきたね」
「うん。結構冬服も増えてきたからね」
「陽子さんも冬服着てきたの?」
「うん、だって最近とても寒いんだもん」
「寒くても体調管理は気をつけようね」
「うん。あと、あやちゃん制服似合ってるね」
「ありがとう」
陽子さんと話しているうちに、朝のホームルームの時間になっていた。そしてホームルームの時間が終わると、僕たちは急いで授業の準備をした。そして、一時間目からある小テストの最終確認をした。
授業が始まると、すぐに小テストが始まった。僕はその小テストをすらすら解くことができた。そして小テストは惜しくも一問間違えたが、無事合格することができた。
今日の授業が終わり部活動が終わって自転車置き場まで向かうと、紗奈先輩が自転車置き場で本を読んでいた。
「紗奈ちゃんどうしたの」
「なんか疲れちゃって」
「何か大変なことでもあった?」
「最近外が寒くて疲れちゃった」
「確かに冬だからね~」
「うん、あとあやちゃんの冬服姿とてもかわいいね」
「ありがとう」
「そういえば終業式の日の部活の後制服デートしよう」
「うん」
僕はそう言って家まで帰った。
家に帰ると、紗奈先輩からラインが来ていた。
「あやちゃんは制服気にってるの?」
「僕はとても気に入っているよ」
「そうなんだ。制服での思い出もたくさん作ろうね」
「うん」
そして、僕はいつの間にか眠っていた。