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紗奈先輩と付き合ってみたら。  作者: くわがた
1年生2学期編
33/181

第33話 チアの大会

 今朝は土曜日なのに5時に起きた。なぜなら今日はチアリーディング部の大会があるからだ。

 朝の7時には学校に着いてそこからバスで大会の会場まで移動することになっていた。

僕はかなり緊張していた。

隣の席には陽子さんが座っていたが、陽子さんは眠そうだったのであえて話さなかった。

会場の近くに着くと、紗奈先輩が来ていた。

バスの扉が開いて外に出ると、紗奈先輩に「今日の大会頑張ってね」と言ってもらえた。

「ありがとう」僕はそう返して会場の観客席に向かった。

 観客席に荷物を置くとみんなで更衣室まで行った。

そこでみんな大会の衣装に着替えた。ちなみに僕もスカートをはくことになっていた。練習中では恥ずかしかったので、スカートをはいていなかったため、いつもと違う感覚だった。

なぜスカートなのかというと、スタンツでトップをやるのでみんながスカートのほうがいいんじゃないと言ったからだ。

着替え終わると化尾里君に「女の子みたいでかわいいよ」と言われたので、僕は「恥ずかしい」と答えた。

 僕たちは裏側にある控室へと向かった。

そこで、僕たちのチームで円陣を組んだ。

そうして間もない間に演技の時間になった。

 僕たちは今までのことを発揮することができた。そして最後のスタンツでは、過去一番うまくいった。

 演技が終わると、みんなで観客席に戻った。すると、紗奈先輩が僕のことを呼んだ。

「あやちゃん、結構うまかったよ。最後トップでかっこよかったよ」

「ありがとう」

僕は紗奈先輩にそう言われてとても嬉しかった。

「それじゃあ私、予定があるからまたねー」

そう言って紗奈先輩は帰っていった。

 その後の結果発表では惜しくも予選敗退だったが、そこそこの点数があった。

 また、もう一つのグループのほうも今回の大会では予選敗退だった。

それでも僕たちは楽しかった。

 帰りのバスの中では今日の大会のことについて話していた。そして学校について帰りのあいさつをすると、僕は陽子さんと一緒に自転車置き場まで行った。自転車置き場に着くと、紗奈先輩がそこでゲームをしていた。

「どうしたの?」僕がそう聞くと紗奈先輩は「あやちゃんを待ってたよ」と言った。

「大会どうだった?」

「予選敗退だったけど僕はとても楽しかったよ」

「そうだったんだ。また今度頑張ってね」

「うん」

僕はそう言って紗奈先輩と少し話してそこから家まで帰った。

家に帰ってから勉強をしていると、紗奈先輩からラインが来た。

「明日二人で紅葉見に行かない?」

「うん」

「明日8時に集合ね」

「うん」

僕は今日の疲れをとるためと、明日に備えて今日は早めに寝た。

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