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紗奈先輩と付き合ってみたら。  作者: くわがた
1年生2学期編
32/181

第32話 チアリーディング部の大会直前の練習

 最近は部活の休みも短くなってきた。なぜなら、大会まで残り三週間程度だったからだ。

そのため、チア部の中では真剣な空気になっている。

 今日の練習では、うまくスタンツを組むことができた。しかし、ベースの女の子が少しバランスを崩してしまったので、僕たちは一回倒れそうになった。

それでも完全に倒れることはなく、けが人も出なかった。

 しかしもう一つのチームでは、化尾里君が頑張りすぎて、そのせいで関節を少し痛めてしまったらしい。そのため、急遽ラグビー部の生徒が手伝ってくれることになった。

 化尾里君は、治るのに一週間くらいかかるので、治ったらまた復帰することになった。

 その間も、僕たちのチームでは、そのまま練習を続けていた。そのおかげで少しずつでも練習することができた。

 今週からは土曜日も夕方まで部活があり、日曜日は自主練習だった。しかし、僕は日曜日の自主練習にも参加した。

 そんなある日の昼休みに、僕は熊谷先生に呼び出された。僕は何のことかわからなかったので不安だった。

体育館の放送室の中に連れて行かれると、熊谷先生に思いもよらないことを言われた。

「大阪、大会当日スカートでやってみない?」

僕はかなり戸惑った。

「こんなこと今までなかったけど、昨日見てても君がスカートはいたほうが見栄え的にはいいと思う。とりあえず今日の練習では一回スカートをはいてみて。このことはみんなに言っておくから」

「はい」

「それでもし見栄えが悪くなったり、君が嫌ならその時はまた戻すから」

「ありがとうございます」

僕はそう言って自分の教室に行って午後の授業を受けた。

 そして部活の更衣時に、熊谷先生から借りたスカートのタイプの衣装に着替えた。

 そして熊谷先生が見る中みんなでスタンツを組んだ。

そしてスタンツが終わると、熊谷先生に「今結構よかったよ」と言われ、写真を見せられた。その写真と昨日のの写真を見比べると今日のほうがとてもよく見えた。

その日の帰りに熊谷先生に「このままスカートで行く?」と聞かれたので僕は「はい」と答えた。

 そして大会前日になった。

大会前日のメニューはそこまで大変なものではなかった。

また、いつもより練習の終わりが早かったので、帰りは陽子さんと少し話して帰った。

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