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紗奈先輩と付き合ってみたら。  作者: くわがた
1年生2学期編
28/181

第28話 テスト最終日の寄り道

 校門から出ると近くの公園まで行って、3人で話をした。

テストの件は、赤点は大丈夫そうだった。

僕たちはチアリーディング部のことについて話した。

「そういえば紗奈ちゃん、僕も陽子さんも次のチアの大会出ることになったんだよ」

「おめでとう」

そう紗奈先輩に言われると、陽子さんは「しかも同じチームです」と言った。

「ということは男女混成部門なの?」

「実質的にはそうだよ」

「実質的ってどういうこと?」

「チアリーディングの自由演技競技では、男子一人だと女子部門という扱いなっているんだ」

「そうなんだ。二人とも大会頑張ってね。ところで大会はいつあるの?」

「11月の中旬にあるよ」

「それなら少し余裕あるね」

「うん、でもうまくいってないところもあるよ」

「そうなんだ。私もバレーボールの試合が11月にあるんだ」

「頑張ってね」

「ありがとう」

「あと、紗奈ちゃんは今度の日曜日空いてる?」

「私は空いてるよ」

「今度映画見に行かない?」

「うん」

「あと、陽子さんは日曜日空いてる?」

「私はほかの人たちとカラオケに行くことになってるよ」

「そうなんだ」

僕は陽子さんの予定が空いていないのは少し残念だと思ったが、紗奈先輩と二人きりで映画を見ることができるのはうれしいと思った。しかし、このことが紗奈先輩にばれてしまうと、紗奈先輩に嫌われないか心配だったので、このことは隠していた。

 日が暮れると、僕たち三人は公園で解散した。

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