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紗奈先輩と付き合ってみたら。  作者: くわがた
1年生2学期編
26/181

第26話 文化祭二日目

今日は朝起きると、髪の毛に寝癖がついていたので、ブラシで寝癖をとった。

また、昨日は髪を下ろしていたが、暑かったので今日は結ぶことにした。

学校に着くと、陽子さんに「あやちゃん珍しく髪結んでいるね」と言われたので、「うん。昨日おろしていたら暑かったからね」と答えた。

いつもより早く朝のSTが始まって、STが終わると最終準備をした。

そしてクラスのみんなで円陣を組んだ。

 一般客が入ってくると、校内はとてもたくさんの人でにぎわった。

そして、予想外の人が入ってきたので、僕たちのクラスでも行列ができた。

そのため、本来は定員20人のところ30人まで増やした。

すると、迷路の中で人がすれ違う機会がとても増えてしまった。

そのため、壁の一部を撤去して2ルートに増やすことにした。

すると、もちろんのこと列の長さは短くなっていった。

 そのことによって、30分ほどで長い行列は解消され、ほどほどの人数になった。

 それからも、午後2時まで僕のクラスは出し物をしていた。

 午後2時を過ぎると、みんなでお昼ご飯を食べた。

 お昼ご飯を食べ終わると、僕のクラスでは片付けの時間になった。

 片づけはたくさんの壁があったので、とても大変だった。

それでも午後6時からある後夜祭までに間に合わすことはできた。

 片付けが終わると僕は紗奈先輩のクラスに行った。

すると、紗奈先輩は一人ぽつんといた。

「紗奈先輩どうしたの?」

僕が声をかけると、紗奈先輩は「ここで後夜祭の花火見ようかな~」と答えた。

「屋上のほうがきれいだと思うよ」

「でも屋上は混んでいると思うよ」

「一回行ってみよう」

 僕はそう言って紗奈先輩を教室から連れ出した。

 屋上はとても混んでいたが、運がいいことにいつも人気ひとけが少ないところは結構すいていた。

 「あやちゃんありがとう」

紗奈先輩にお礼を言われた。

 紗奈先輩がたまたま持っていたレジャーシートを広げてそこに二人で座った。

5分くらいたつと、後夜祭の放送が鳴った。

 そして花火が打ち上げられた。

「あやちゃん、花火きれいだね~」

「うん」

僕は一つ疑問になったことがあったので、紗奈先輩に聞いてみることにした。

「紗奈先輩、去年の文化祭は誰と過ごしたの?」

少しの沈黙があった後、紗奈先輩が口を開いた。

「去年は玲子とめぐみと3人で過ごしたよ。今年は玲子にあやちゃんと二人で回ったらと提案されて、二人で回ったよ。あやちゃんはこの文化祭楽しかった?ちなみに私はとっても楽しかったよ」

「僕はとても楽しかったよ」

「それならよかった~」

この後も二人で花火を見ていた。

すると、紗奈先輩の目に涙がにじんでいた。

「紗奈先輩どうしたの?」

「感動しているだけだよ」

僕は紗奈先輩の言葉でほっとした。

そして、後夜祭が終わるともう今日は遅かったため、まっすぐ家に帰った。

 しかし紗奈先輩と話したいことがもう少しあったため、僕は紗奈先輩とビデオ通話をした。

そのビデオ通話は30分にも及んだ。

 ビデオ通話が終わると、夜遅くになっていたため、日記を書いて今日は眠った。

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