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紗奈先輩と付き合ってみたら。  作者: くわがた
1年生2学期編
22/181

第22話 再び段ボールの壁

朝起きると、気持ちが憂鬱になっていた。なぜなら、今日から一週間授業の後にひたすら迷路の壁を作らなくてはならないからだ。

今日は授業もいつもより長く感じた。

しかし、昼食の時間はいつもより楽しく感じた。

 そして午後の授業を乗り越えると、いよいよ文化祭の準備が始まった。

今日は珍しく部活がないため、最終時刻までひたすら迷路の壁を作成した。

また、陽子さんは壁の塗装をしていた。

そして、火曜日からも同じような感じでひたすら作業を行った。

金曜日にもなると、僕だけで壁を50枚以上作ることができた。

ほかのお手伝いさんのおかげもあって、どうにか文化祭の前日までには間に合いそうだった。

 今日の文化祭準備が終わると、一週間やり切ったという達成感を得ることができた。

おかげで、今日の部活はいつもより楽しかった。

そして、土曜日の部活が終わると、紗奈先輩に、久しぶりにラインで連絡をした。

「明日予定空いてる」

「空いてるよ」

「明日植物園にいかない?」

「うん。いいけどどこの植物園にするの?」

「この前行った遊園地の隣のところだよ」

「あそこか~私は行ったことないや」

「僕も行ったことないよ」

「それじゃあいつも通り駅での集合でいい?」

「いいよ」

僕は疲れていたのか寝てしまっていた。

夕方に起きると、紗奈先輩から1件のメッセージが来ていた。

「明日10時でいい?」

このメッセージは僕が寝て間もない間に送られていた。

僕は起きると慌てて紗奈先輩に返信をした。

「いいよ」

5分くらいたつと、紗奈先輩からメッセージが届いた。

「何かあったの?」

「実は、疲れてて寝ちゃってた」

「今週大変だったよね」

「うん、特に文化祭の準備が大変だった」

「私も大変だったよ」

「来週頑張って、文化祭楽しもうね」

「うん」

ここで紗奈先輩との連絡は途切れ、僕は明日遊べるように二日分の勉強をやった。

そして、10時ごろに眠りについた。

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