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紗奈先輩と付き合ってみたら。  作者: くわがた
1年生1学期編
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第2話 髪型の変化

今日は久しぶりに髪を結んでみた。

正直男の子で髪がここまで長い人は、たぶん僕一人しかいない。

今日もいつも通り自転車置き場に自転車を置いていると、2年生の自転車置き場のほうにすごく髪が短い女の子がいた。

その子がこっちを向いた瞬間僕は、その女の子が紗奈先輩であることに気づいた。

僕は単純に驚いた。

 すると、紗奈先輩がこっちのほうに来た。

「亜矢理君、おはよう! 私、髪切ってみたけどどう思う?」

単純に僕は長い髪もよかったけど、短い髪のほうが紗奈先輩に合っていると思った。

「髪型似合ってるよ。男の子みたいな髪型だね」

こう紗奈先輩に告げると、紗奈先輩が僕が髪を結んでいることに気づいた。

「亜矢理くん、髪結んでるの似合ってるよ。」

そう言われて僕はうれしかった。

正直今までこの長い髪でほめられたことは一度もなかった。

「そろそろ教室行こう。朝のSTまでに間に合わないと遅刻扱いになるよ」

紗奈先輩が説得してきたので、2人で昇降口にまで行って、そこからは一人で教室まで行った。

教室につくと、僕と同じチア部の陽子さんが、少し心配してくれた。

「今日来るの少し遅かったよね。何かあったの?」

そう陽子さんさんに聞かれたから、「仲のいい先輩と話していただけ」と答えた。

すると、陽子さんは、安心していた。

いつも通り授業を受けて、部活に行く時間になった。

今日は、僕のグループが体育館のステージで練習する日となっている。

しかし、ステージの準備はとても大変だった。

マットを敷いたり、CDプレイヤーも準備した。

そして、それぞれの位置についたときに、ふと体育館の奥のほうを見ると、紗奈先輩が、サーブを打った瞬間、相手コートの中にボールが落ちた。僕は、紗奈先輩がすごいと思った。

そんなことを思っているうちに、音楽が流れ始めた。

僕は、少し慌てたが、それなりに上手くできた。

    *

    *

    *

 私がサーブでボールを相手コートにボールを入れると、亜矢理君が私のほうを見ているような気がした。

「がんばれ~」と思いながら私も、部活に熱中した。

    *

    *

    *

 舞台での練習を終えると、僕は疲れ果てた。部室で着替えて、自転車置き場に向かうときに紗奈先輩が声をかけてきた。

「今日すごかったね」

そう紗奈先輩に言われたので、僕は紗奈先輩にも「今日のサーブすごかったよ」と言った。

すると、紗奈先輩に「ありがとう」と言われた。

そのまま何もしゃべらないまま紗奈先輩と自転車置き場まで行った。自転車置き場から空を見上げてみると、夕日がきれいだった。

 そして、もう今日は帰ることにした。

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