業務中の電話は、オワコンなのか?
俺にとってはオワコンだ。
大半のヤツらにとってもオワコンだろう? だよね?(キョロ厨)
ところが、ド田舎の零細で細々やっていると、メールのやりかたなんて知らねえ、FAXなんて文章を書きまとめるのが面倒、lineでメッセージ? そもそもlineってなんだ? ってな具合の御仁が多いモンで、バシバシ電話がかかってくる。
車に乗ってる時にかかって来てもちょっと困る。
ブツを加工している時にかかってきても気勢が削がれる。
便所でクソしてる時に限っては、ほぼ確変でかかってくる。
昼休みに飯食ってる時もかかってくる。
なんだったら、店しまった後にもかかってくるのだから、俺たちは「電話に支配されている!」と可哀そうぶってみても、多少はお情けをくれそうな気がする。
しかも、業務に関わる電話でのやり取りの過不足が原因でトラブった時に、言っただの言ってねえだのの話にもなるワケだ。
時折ズルいヤツがいて「電話で話した以上、証拠がないから」と擦り付けようとしてくる事もある。
個人的に一番ヤなのは、聞き取りづらい声でボソボソ喋ってくるような人だ。活舌が悪いとか。
「電話が遠いのですが」と言っただけでヘソ曲げて不機嫌になるタイプなら、もう厄満。
昔、前職でストレス性難聴になった時は、電話の着信音なんて死神の笑い声以外の何ものでもなかった。
マジで何を言っているのか聞き取れない。ゾンビの呻き声みたいだった。
こんなんじゃ仕事にならねえから「補聴器を付けて良いですか」と上司に打診したら、
「従業員の統一感と風紀が乱れるかから駄目だ。なんとか気合で聞き取れ」
と首を縦に振らない。なんじゃそりゃ。
無事に鬱になり、もうとっくの昔にその職場を辞めた。
それはそうと、最近の若い人たちも、輪にかけて通話を好まない人が多いらしい。
かと思えば、彼らのSNSにある文章メッセージを使ったコミュニケーションもちょっと特殊に感じていて、なんかもう圧縮言語というか、とにかく短文で返信しあうという文化が出来上がっている。
むしろ、そういうやり取りこそ電話の方が良くね? とも思うんだけど、そういうモノでもないらしい。
だったら、電話は不要なのか?
確かに、電話の扱い方を今の時流に合わせて適切に扱えば、それだけ時間の余裕は増えていくのかもしれない。
そして、その空いた時間を、効率的な生産にあてがっていく。
実は、俺たちは時間毎のタスクの密度を上げすぎて、相互的に余裕を削ぎ合っているのではないか?
50年前に比べれば、今の労働者のタスク量は確実に増えているだろう。
結果、製品は安く、多く流通していくとは思う。
けれど、俺たちの心はどんどんやつれていくのかもしれない。
電話はオワコンだろうが、しかし俺たちは俺たちが巻きに巻きまくっているスピードを、今一度振り返ってみるべきなのかもしれない。
明日になって、また電話の呼び鈴にウンザリすることになるとしても。