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《第二話》 美少女


あれからどれほど時間が流れただろうか。


優希は冷たい夜風と、頭に伝わる柔らかい感触で目を覚ました。


気だるさは抜けておらず、寝起き特有の何とも言えない倦怠感が身体を包む。


段々と覚醒していく意識の中、記憶が蘇ってくると、見慣れない風景に優希は違和感を感じた。


「はあああああっ!俺、生き、てる?」


「──ぉ…」


「!?!?誰っ!?」


状況整理が追いつかない優希は暫く記憶を遡って……


自分が恐怖体験に遭遇し、そこである女の幽霊を見た事を思い出した。


そんな優希は横たわっていた状態から一気に飛び起きた。


見慣れないその風景は恐らく学校の屋上だろう、巷で言うところの中秋の名月とやらが夜空に煌々と輝いている。


そして優希が起き上がると同時に聞こえてきた不気味な声。


そう、優希が気を失うに至ったその元凶そのものが優希を襲ってくる。


立ち上がった所から本能的に3歩ほど後ずさる。


突然起き上がったことで若干の立ちくらみを覚えながら、声の主を凝視する。


「………え?」


「───ぉ、、」


そこには、気絶する前に優希を襲った幽霊が足を伸ばして座っていた。


どうやら何かを伝えようとしている様だが何を言っているのか分からない。


同じ光聖学園の制服に、ショートボブほどに切りそろえられた黒くて艶のある髪。


どこか儚げで心ここに在らずといった雰囲気の少女。


そして何よりその瞳。同じ人間のそれとは思えない程光を失い、ぼんやりと優希を捉えていた。


先程までの頭の感触と自分の元いた位置、更にはその少女の体勢から優希は、少女の膝枕で寝ていたのだと察する。


その瞬間、背中には自然と冷や汗が流れるのを感じた。


「─ぉ、おはょぅ…」


幽霊は見た目に合った冷たく、人の生を突き放すような声で優希に挨拶を送った。


「…ど、どうも」


「─だいじょう、ぶですか…?」


「えぇ、まあなんとか」


訳も分からず挨拶を返す優希は、不自然にならないよう気をつけながら自身の左胸に手を当ててみる。


ドクンドクンドクン、と心臓が早く脈打っていることになによりも安心した。


鼓動が早いのに安心するなんて人生で初めての経験だ。


「あのー、僕帰ってもよろしいでしょうか?」


優希の容態が安定したことにほっとするかのような表情を薄く浮かべる幽霊に、優希は恐る恐る質問を投げかける。


屋上には初めて来たが、ここまで居心地の悪い場所は初めてだ。


「──ぁ、貴方は…人が……好きですか…?」


ほっと溜息をついたところで幽霊は再度優希に向き直る。


さらに優希の質問に答えるつもりは無いようで、逆に質問されてしまった。



人が好き……??


如何にも人ならざる者らしい質問に、恐怖というより、感心している優希がそこにはいた。


テンプレ臭いそのセリフは、優希に微笑を与え、身体の緊張が幾許か和らいだ気がした。


なぜだか、この幽霊を見ていると彼女に対しての、畏怖の感情が薄まっていく気がする。


あまりにも自然すぎてその変化に気づけない優希は、また暫く考えたあとその幽霊に向かって再度口を開いた。


「逆に貴女はいかがですか?」


ハムラビ法典だ、眼には眼を歯には歯を、質問には質問を……である。


質問に質問で答えるなー!なんて叫ぶおじさんがいた気もするが気にしない。


元はと言えば先に質問したのはこっちだし。


「─ゎ、私は人が、、嫌いです…」


元々消え入りそうな声が更に小さくなり、最後の方は聞きとるので精一杯だった。


「そうですか、それはまたどうして?」


幽霊に質問を投げかけ続ける優希の目には、もう既に相手は普通の少女と何ら変わらない存在として映っている。


しかし認識としては幽霊である、という不思議な現象が起きていたり。


「─人は、自己中心的だから、嫌い…」


そうか、なるほど確かに人間は自己中心的って思うのも分かる。


最後は自分が可愛いから他を蹴落としてでも自分の身を護ろうとしたりするのが人間だ。


「でも、そんな奴ばっかじゃないのが人間のいい所だったりするんですよ」


「……え?」


「人間っていう生き物には、自分可愛さに言動を起こしてしまうことがあったり更には自分の為になることしかしない奴もいます。しかしそれだけが人間の本質ではありません。そんな醜い一面を持つ人間でも、時に自分以外の誰かのために苦しんだり悲しんだり、挙句の果てには命すらかけられたりするんです」


「う、うん……?」


「あぁ、いきなりごめんなさい、熱くなってしまいました」


優希の力説を聞いて理解が追いついていない様子の幽霊は首を傾げている。


少し可愛らしいとさえ優希は感じてしまった。


幽霊の人間らしいといっては少し違うが、そんなところを見て優希からも自然と笑みが溢れる。


「ところで、僕はまだ家族に会えますか?」


「──?な、なんで」


力説を説いてから一転、突然こんなことを聞かれても戸惑うのは不思議じゃない。


話の脈絡が掴めない幽霊は更に焦ってしまい、きょとんとした顔で優希を見つめている。


「いやー出来れば生きたまま家族に会いに行きたいなー、なんて」


「……は?」


優希と話すことに慣れてきていたのかだいぶ柔らかくなってきていた幽霊の口調が途端に変わった。


それは酷く冷徹で、聞いている者の鼓膜を凍りつかせるような声だった。どうやら地雷だったらしい。


「いきなり何?」


「……すみません」


地雷を踏まれた幽霊は、鋭い目付きで対象を呪わんとしている。


優希がホラーというジャンルに手をつけたことがなかったのは、この人ならざる者故の冷たさに異様な恐怖心を抱くからであった。


「ごめんなさい、変なこと言ってごめんなさい、もう言いません許してくださいお願いします」


怒られるのに慣れている訳ではない優希は、焦って思いつく限りの謝罪の言葉を並べた。


ただひたすらに目の前の幽霊が怖すぎるのだ。


人に怒られるならまだしも、相手は人ならざる幽霊のような存在。


突然呪い殺されてもおかしくない。


「─君はいきたいと思う?」


「すみま……ん?生きたいは生きたいですけど、逝きたくはないです」


「なんだよはっきりしろ。お前は生きたいか?死にたいのか?」


「生きていたいです!」


これ以上幽霊の機嫌を損ねても利益は生まれないどころか不利益を被りそうだった為、優希は質問に即答した。


そして幽霊はというと、優希の即答を聞き、夜空を眺めただ沈黙を続けるのみであった。


いかに幽霊といえど月明かりの下で空を見上げる姿はなんとも名状しがたきものである。


改めて見てみると美しい。可愛いと言うより美しいというか、それでもって可愛さもあるような……つまり美人だ。


二人の間に気まずい時間と、涼しい夜風が流れる。


どこか遠くで鳴いている鈴虫は季節が秋であることを形容している。


暫くの沈黙の後、幽霊が目線を下ろし優希をその目に捉えた。


「─そんな簡単に死ねるなら、私は今ここにはいない」


優希を見ているかのようでしかしその奥にある景色を眺めているかのような目を向ける幽霊は、意味深な言葉で優希に発言を許さない。


「─私には会いたい人なんて一人もいない。誰も信用出来ないし誰も愛せない。この世界から一刻も早くいなくなりたいのに、それが出来ない。君にその辛さが分かる?」


「………」


優希には返す言葉が見当たらなかった。


いなくなれないというのはつまり成仏できないということなのだろうか、いつの間にか幽霊と違和感なく話せていることに疑問を持ちつつ、この幽霊を救う方策を考える。


突然メンヘラみたいなことを言い出した幽霊に少し違和感を感じたが。


「あのー、僕でよければ神職の方でも雇いましょうか?」


幽霊の感情は抜きにして、一番最初に思いついたのは神主的な人を雇って成仏させてもらう〜といった方法だった。


「神職?その人がいたらなにか出来るの?」


「いや、貴女次第ではありますが地縛霊を成仏するには神職の方を、というのが通例と言いますか…」


「君、やっぱり私を霊の類だと……!?」


「ええと、なんというか……」


『成仏』という単語を発した瞬間に鋭かった幽霊(?)の目付きは更に鋭利になった。


人間ではない何かに睨まれ、当然そんな経験のない優希は焦ったまま相手の正体の特定と自身の無礼を詫びるために脳をフル回転させて解決案を考える。


とりあえず謝るべきか、でも何が相手の地雷か明確じゃない以上下手なことはできなくて……なんかもうよく分からなくなってきた。


色々考えすぎえ頭がパンクしている優希だったからか、あるいはいつもの彼だったなら気づけていたかもしれないが、いつしか少女の眼は優希のその言動を見て優しくなっていた。


「ちょっと待ってちょっと待って!最初会った時から思ってたんだけど、私ちゃんと人間だよ!?」


「………へっ?」


意図せず間抜けな声が出た。


人間…?ん?いや、だってこの少女は足がなくて……あっ、足あるわ。膝枕されてたわ。


えっ、ちょっとまって理解が…


「やっぱ私の事幽霊かなんかだと思ってたんだ!?えー、通りで話が噛み合わないわけだ」


「えっ、いやっ、、その」


「どうしたの?まだ信じられない?もー!せっかく膝枕で寝かせてあげたのに〜失礼しちゃう!」


「ご、ごめんなさい!!!」



土下座とは、一説によると邪馬台国つまり卑弥呼がいた時代から存在しているらしい。


すなわちジャパニーズのトラディショナルなアクションなのだ。


そしてジャパニーズな優希は直立状態から一気に急降下。


こうして土下座を少女に向けている訳だが…


「それで私を見て気絶しちゃったわけか!お化けなんてないさ♪とか歌ってたからまさかと思ったら…」


「申し分ございません…」


「ここまで運ぶのすごーーく辛かったんだから」


いやいやそれに関しては運んだのは君の勝手だろ、そもそも君のせいで…


「私の所為で〜とか思ってる?」


「ギクッ。」


図星すぎて口から効果音が自然と出てきた。


「ふふふ、君面白いね。名前は?」


「こ、小林優希といいましゅ」


噛んだ。今日は何もかも上手くいかないらしい。


教科書忘れて幽霊?に出くわしてその結果気絶して少女に嘲笑される。なんて日だ!


「ゆうきくんか、私は楠木美星。くすのきでもみそらでも好きな方で呼んで!」


「楠木さん…分かりました」


…楠木さんはいつの間にか幽霊然としていたさっきまでの存在感と、まるで雰囲気が変わっていた。


声は透き通るほど綺麗だし、月光を反射する四肢はスラリと伸びている。


やっぱ第一印象って大事だな。


そして今気づいたことなのだが……


「楠木さん2年生なんですか!!??」


「え、?うんそうだけど、あれ優希君もしかして先輩?」


校章に描かれる学年色が優希のそれと異なっていたのだ。


優希ら3年生は青色、2年生が赤で1年生が黄色であり、楠木さんの校章は赤色。つまり2年生なのだ。


「僕、3年生」


「ええええええええ!?見えない見えない!」


オーバーリアクションで燥ぐ楠木さんはあたかも子供の様で、人が変わるで表して良いレベルの豹変ぶりではなかった。


先程までのよそよそしさは微塵も感じられない。


「じゃあ、、優希センパイ?で合ってる?」


「まあ普通は苗字で呼びま……ぶけどな」


「そうなの!? 先輩とかいた事ないから分かんない!」


後輩だと判り敬語をやめた優希は、多重人格と言われても疑えない様な楠木さんに段々と不自然さを感じてきていた。


①幽霊→②大人しめな少女→③激おこメンヘラ女→④明るい女の子


勝手に楠木さんに振り回され、勝手に疲れている優希は「センパイかぁ〜!」と笑顔でこちらを眺めてくる楠木さんに尋ねた。


「さっきまでのよそよそしい感じはどこにいったんだ?そんなぴょんぴょん飛び跳ねて…」


「ふぇ?あ、あ〜確かに……にひっ!」


「とびきりスマイルで誤魔化さない」


「んーと、あっ。優希先輩と話してると、なんか胸がすご〜くドキドキするんですっ♡! 」


「あざとウインクで誤魔化さない」


「はぁ、ノリ悪いなぁ優希君は」


「センパイ呼びはもういいのか……?」


これだけ容姿端麗であれば、今まであざと戦法で切り抜けて来たことも多いのだろう。


いやしかしさっきまでの病んでいた雰囲気が演技とは思えない。


楠木さんは何かを抱えているのか?


優希は直感的にそんなことを考える。


「実はね私、人間不信?なの。だからね、あんまり人と関わったりするのが好きじゃないんだ」


「んじゃあなんで僕には?」


「なんでだろう、んー…あっ!私をお化けだと思ってペコペコ謝ってたのが面白かったから!?」


「ぐぬぬぬぬ」


明らかに可愛い楠木さんの仕草に惑わされないよう、必死に聞き出したのは予想外の答えだった。


人間不信。別名は人間嫌いや厭人家(えんじんか)というらしい。


何らかの原因により他の人間を信じることが出来なくなり、次第に人と関わることを避けるようになる。


そんな一種の精神障害である。


そこまで詳しい事を優希が知っている訳はないのだが、言葉自体は聞いたことがあるし大体の意味もわかっていた。


だからいきなり人が好きか、なんて質問したんだな。


そして楠木さんの抱えている何かの正体はこれか。


同時に楠木さん(幽霊時代(?))の謎の言動についても説明がついた気がした。


あの時は幽霊楠木さんにビビり散らかしていた。


なんだそれと優希は自分のことは棚に上げつつ、嘲笑する。


「ねぇね、そんな事よりさもっと優希君について教えてよ!そうだ、自己紹介しよう?」


「……ん?あ、そうだね」


しかしまだ心のどこかに違和感を感じつつ、優希は楠木さんの言葉のまま自己紹介を始める。


楠木さんのことについて気になることが多い。


彼女の抱える何かはこのまま見過ごして良いものではないような気がしたため、優希は楠木さんの提案に賛成した。


楠木さんの自己紹介が気になるが、まずは自分から。こういうものはレディーファーストにするべきでは無いのだ。


何か忘れているような気もするが、今はそれより自己紹介だ。



───────────────────



「へぇ〜好きな人はママなんだ〜」


「言ってない!!」


「マザコンなのぉ〜〜!?」


「君なぁっ!」


一通りの自己紹介をし終えている優希は、どうも自分のペースを崩され、立て直すこともできず楠木さんのペースに飲まれていた。


今まで女子と2人で会って話したことなんて数えるくらいにしかないし、寧ろ避けていたくらいなのだが何故か楠木さんだけは違った。


自己紹介でちょくちょく入れられるイジりに対してツッコミをしていると、出会った時よりも更に自然に会話ができるようになった気がする。


因みに、普段は自分から女子と話すのを「避けていた」のであって、「避けられていた」ではないから注意注意⚠



しかし名前の呼び方が未だ『楠木さん』なのは恐らく今までの名残であろう。


名前はさん付けなのに言葉はタメ語といういかにも童貞臭いことをしている自分に気づいた優希は、その恥ずべき事実に目を逸らすことにした。


「んでさぁ〜、優希君はなんで学校来てんの?」


「言ってなかったっけ?教科書とノート教室に忘れちゃっ…て…まってやば、明日テストじゃん。」


忘れてたのこれだ。そもそもここにいる理由がこれだ。なにしてんだ!!


「へー、それはまたマヌケなエピソードですねセンパイっ!」


「─はぁ……楠木さんこそ、なんでここに?テスト勉強はいいの?」


明日が試験であることに今更気づいた優希はそれからも目を逸らすことに決めた。


一瞬、家に帰るという選択肢が浮かんだが、なぜだか楠木さんと一緒にいるべきだと感じたのだ。


今日は本能がやけに煩い。ただの可愛らしい少女を、恐ろしい幽霊だと錯覚するくらい役立たずの本能が。


「う、うん。学校に来たい理由があってね」


「でも何故屋上に?鍵はどうしたの?」


「─私さ、星空がすっごく好きなんだよね、だから学校の屋上で観察したいなぁ〜って!屋上なら暗くて見えやすいでしょ?あと、鍵は職員室に忍び込んでGETだぜ☆してきたの」


「えっ!星好きなの!?それほんと!?ねえほんと???」


「いきなりどしたの優希君……そんな近づかなくても」


「あぁごめんごめん」


優希は"星が好き"という事を聞き、無意識のうちに楠木さんに寄って行っていた身体を、申し訳なさそうに引っ込めた。


自己紹介では言わなかったが、優希は生粋の星空オタクである。


きっかけは家族で初めてキャンプに言った時に見た景色に感銘を受けたこと。


で、今ではソロキャンプにも時々出かけるほどなのだ。


夜空を見上げては一等星から三等星、日の入りから日の出までの星座を全て言い当てることが出来るくらいにはオタっている。


優希達の通う光聖学園には天文部なるものが存在しているが、以前文化祭でクイズバトルをした時は相手の部長を泣かせてしまったことすらある。


「楠木さんが星好きとは意外だなー!もっとイン〇タ映え〜とかしてそうなのに。ていうかこんな趣味『ロマンチスト〜』とか煽られるし他の人にあんまり共有できないんだよね……分かる?」


「分かるっ!!私も昔、友達に話したことがあったんだけど全然共感して貰えなくて……天文部はちょっと陰キャっぽ過ぎて入れなかった」


どうやら楠木さんもちゃんと星オタクらしい。


天体の良さに気づける人に悪い人はいない。うん、いない。


「そうかぁー、バスケ部のレギュラーが星見て目をキラキラさせてるのかー」


「なんだよ?悪い!?」


自己紹介を終えて大体わかったのだが、どうやら楠木さんにはSっ気があるらしい。


さっきの自己紹介からずっとイジってくるのだ。


優希はマゾ体質ではなかったが、特に嫌な気もしなかったので軽く受け流していた。


ツッコんだ時に見せてくれる笑顔が一々可愛い。


「はいはい、もういいからそのまま自己紹介して!」


ため息混じりの優希の声は楠木さんに自己紹介を催促した。すると楠木さんはハッとなって


「そいえばしてなかったかっ!それでは始めます。私の名前は───」


楽しそうに話し始める楠木さんを優希はただぼんやりと眺め、ぼんやりとその話を聞いていた。



いつの間にか日付は変わっていた。


満月に近い月は、屋上の地面に二人の影を更に短く伸ばしている。


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