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草むら散歩

作者: 夜朝

すっぽ抜けたくつ

空をけった


一、二の、三歩

草むら散歩

すべって転んで

くつ下ぬげた


つま先にやさしい風

つちふまずを草がなでる


転がったくつ

遠目に見て

すぐに拾わず

もう少し このままで


きゅうくつだったね

ちょっと ほっとしよう

もう片方のくつもぬいで

草の上に寝転んで


風が運んでいく

雲のおたより

届いたら

恵みの雨を降らせてよ


草の匂いに包まれたら

姿も隠してくれるかな


追いかけられてるみたいな

目まぐるしい時間から

数分だけでいい

僕をかくまって


虫の羽音

鳥の声

頭の上を横切ったのは

バッタのジャンプかな


伸ばした手に

届かない雲


いつかは つかもうなんて

言ったやつの面影は

今も鮮やかで


すっぽ抜けたくつ

空をけった


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― 新着の感想 ―
[良い点] のんびりとした草原が想像できるところが良かったです。そういう何気ない一休みは大切ですね。 [一言] ありがとうございます。
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