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いつも、よんでいただいてありがとうございます。
出発すると、私たちは商隊の馬車の御者台に座りながら、警戒しながらも
村までの旅を楽しんでいた。
途中休憩なんかもあったけど、とりあえずスムーズに村にたどり着いたのは良かったが
雪が邪魔で村には入れない。
とりあえず村の道にある雪だけでも、どかさなければならないのだけれど、
そんな事今の時間からやってたら真っ暗になってしまう。
仕方ないので、リーシュさんに
「道の雪だけでも溶かしましょうか」と、お伺いを立ててみた。
すると、「できるの?」
「はい」
「じゃ、お願いね」
と言われ
さっそく炎で、じわじわととかしていった。
すると、あっと言う間に道の部分だけ雪が解けて地面の部分がむき出しになり
馬車が通れる状態に。
もう、空が暗くなり始めていたので馬車を村に入れ
村に一軒しかないという宿へ向かい、リーシュさんがいくつか部屋を取ると
その部屋を割り振ってくれ、早速私とクローも部屋へ向かった。