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いつも読んでいただいてありがとうございます。
あの、洋館の仕事から
数回依頼を受け今は冬。
森一面雪景色。
ただし、家は結界内にあるので雪は積もらないようになっている。
今は、お金もある程度たまり食材もあるので
気が向いたときだけギルドへ行って、そのほかは家で本を読んだり畑をいじったりして
のんびり過ごしている。
あと何度か、顔を合わせるうちギルドのおねーさんとお友達になり
今では、時々一緒にランチするようになった。
ケイトさん(洋館のおばあさん)とも何回か町で偶然合って
2回目合った頃にお茶に誘われそれ以来
いいお茶呑み友だちになり、少しづつこの世界の友人が増えていきちょっと嬉しかった。
きょうは、この頃リズへ行っていなかったので、
おねーさんに顔みせに行ってこようと思い
いつも通り、クローと2人ドアで町へ着くと早速ギルドへ・・・
ギルドへ着くと、
「ひさしぶり~」
と受付で手を振っているおねーさん。
大きな町のギルドだというのに暇そう。
「暇そうですね?」
「だって、冬だもの。魔物だって寒いんじゃないの?」
「そんなもんでしょうか?」
「さぁ?」
「あと、この時期はみんな里帰りでしょ?」
おねーさん曰く、
この町には、屋根や道に雪が積もらないように施してあるそうだけど
近隣の村々には、毎年多くの雪が積もりその村出身の者は、
ほとんど、雪かきの手伝いに里帰りしているそうだ。
「ツバキは里帰りしないの?」
「私は実家が無いですから。」
「ごめん」
「いえいえ」
「じゃ、今日はどうする?」
今日は、久しぶりに会ったのでこのままおねーさんと話することにした。