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流星群の夜に

作者: 逢乃 雫

瞳に映る狩人の星


空を流れゆく光



頬には優しい風


星明かりも涼しげな


十月の夜空



勇ましき狩人が放つ


光の矢のように


彼方の空を駆ける


オリオン座流星群




誰もいない通りの


行き先を照らす信号は


星を(いざな)う灯となって



未来もまた


まだ誰もいない未踏の道


進む前にふと思う



前ばかり見ていては


気付けないものもある



時には立ち止まり


今の自分の真上に広がる


空の輝きも見つめて




宇宙を旅する彗星は


銀河を駆け巡り



その僅かなカケラさえ


こんなに美しい


流れ星となって



私たちもまた


この世界の旅人



銀河の果ての


小さな小さな地球(ほし)



その地球の上の


小さな小さな存在でも



それでも


星に願いを込める




願いや夢は

 

あの蒼き彗星のように


近付いては


遠ざかるけれど



それを叶えようとする時


いくつもの


言の葉が生まれる



自分を鼓舞する


燃えるような言の葉



誰かの心にそっと


寄り添いたいと願う言の葉



世界を少しずつ変えていこうと


果敢に挑む言の葉



願いから生まれる


いくつもの


言の葉の流星群


その輝きを大切にしながら




月の女神が


遠い空の向こうで


静かに瞳を開くとき



君もどこかで


見上げていますか


この空を



流星群が舞い降りる夜


空にはじける


流れ星の一つに


もしなれたなら



その瞳にも、


映ることができるかな
















オリオン座流星群は、約75年周期で地球に接近するハレー彗星の軌道に沿って、毎年秋にオリオン座から放射状に流れ星がみられるものです。2022年は本日未明を極大に11月7日頃まで見られる可能性があるとされています。


この「なろう」を通じて出逢えるたくさんの作品も、それぞれの想いの詰まった言の葉の流星群のように思います。お読みいただき、ありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[一言] 私達の紡ぐ言葉が 誰かの願いや夢を叶えるための 流れ星になれたら、と そんなふうに感じさせてくださる作品でした。 逢乃 雫様のように 人の心の中で煌めく言葉を紡ぎたいですね
[良い点] 逢乃さんの言の葉の光が さらさらと優しい瞬きとなって 流れてくるようなとても素敵な詩でした。 オリオン座流星郡見ることはできなかったですが 逢乃雫さんのこの詩で流星郡を見られたような 気持…
[一言] 流星と言の葉をリンクさせる様がとても美しくて、じっくりと読み入ってしまいました。 確かに前ばかりでは視野が狭くなってしまうのかも。 時には立ち止まり、自分のいる位置で周りを見渡すことで、今ま…
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