【あとがき】
『ユニコーンのたまご』、お読み頂きありがとうございましたm(_ _)m
作者は地球人ではないので、地球人好みではおそらくない、胸糞悪い結末になってしまったこと、お詫び申し上げますm(_ _)m
アーミティアスさんにとってはこの上ないほどのハッピーエンドでしたけど(^o^;
この作品の元ネタは私が大学時代にノートにシコシコ鉛筆で描いていた『ROY』というタイトルのマンガです。とはいってもこの小説でいえば『花のような死体』までと、中間の『ゼンゾーの推理』、そしてラストシーンだけ描いて、あとは自分の頭の中にだけありました。
そちらではアーミティアスさんが登場しません。ユニくんもずっと『ロイ』という名前で、ユーコさんも名前が違い(忘れたけど…)、ちろくんは『チョチョ』という名前でした。ゴゴとネアは設定あったけど、キャラデザすらせずに頭の中だけで動いてました。
ストーリーももっと単純明快でした。ロイもユニコーンという設定ではなく、元々は『アニメール』という種類の、人間の姿をした動物で、愛するゼンゾーが人間界に戻ってしまったため、寂しさのあまり、それを追って自力で人間界にやって来る。でも人間界では若い女性の生き血を吸わなければ物凄い早さで歳をとってしまう。それで連続吸血殺人事件を起こすロイ。においで犯人がロイだと知ってしまうゼンゾー。ロイを拾って部屋に住ませ、ロイを愛してしまって、殺人犯だと知ってもかくまうユーコさん(元々は名前違うけど…)。そしてラストでロイは彼女も殺し、その現場にやって来たゼンゾーに射殺されるという……。
まぁ、ほとんど描いてなくて、ほぼ自分の頭の中だけにあったんですが……(^o^;
その後、5ちゃんねる創作発表板に『僕らは愛とエゴがなければ生きて行けない』というタイトルで小説としても書きました。こちらは途中で挫折。じいちゃん(希郎)の過去話が長すぎて、自分でもゲッソリ……。ちなみに当小説ではそこをバッサリ端折りました。(部分でいうと『ユニコーンの島』あたり)
ということで、ほぼ長年自分の頭の中だけにあって未完成だった物語をようやく完結させることが出来ました(感涙)。
時間がかかりすぎたせいで最初に自分が何を思ってこれを書こうとしはじめたのかなどは、すっかり忘れてしまいましたが……。
とりあえず人間界で人を殺した動物は飼い主に射殺される、みたいな……なんだろう。
何しろ頭で物を考えて書いていないので、『この物語のテーマは?』とか聞かれても作者は答えられません。
あなたのお好きに読んでください。
気が向いたらまた大幅に端折ったじいちゃん(愛田谷希郎)のユニコーンの島での物語を番外編として書くかもしれません。
もし書きはじめたら気づいて貰えると嬉しいですm(_ _)m
それではどうもありがとうございました!




