とある改造人間の復讐
すっごく短いです
5月18日修正
峻険たる山の奥深く
人目を忍ぶ組織により運営されている施設があった
自然の要害と人の手による強固なカラクリにより
何人たりとも寄せ付けないはずのその施設は
その夜、突如の大爆発により全てがガラクタへと変じてしまった
煌々たる炎が乱舞する中
生物であれば致死的ともいえる高温の中
ヒトとしては少々歪なシルエットが佇んでいた
「彼」こそがこの破壊を引き起こした張本人であった
「トォ… カァサ…」
件の組織に愛する家族を殺され
自らも生体実験に近い躯体改造を施されながら
組織に復讐を誓った男
「トォサン… カァサン…」
ヒトならざる「異形」へと変貌する能力を駆使し
途轍もない時間と揺ぎ無い執念をもって
今宵、彼の復讐が成就したのであった!
しかし…
この最終決戦において頭部に重篤な傷を負った今
彼にそれを判断することは不可能であった
「トォサン…コロ…ス カァサン…コロス」
…彼は今も戦っている
元はもっと短かったのですが
200文字の投稿制限により
字数を増やしました処
なんかフヤケタ感じになってまったです
ムズイです