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爆縮と体温の機知(7)

別々では無い

初まりから

どれほど他人に影響されたか

父や母が

最初の他人である

祖父や祖母が

次の他人である

叔父に叔母

まだまだあるだろう

そのどうでもいい集合体が

宝物のように扱うのだとしたら

誰も触れないことである


物心がつくという形になる前

頭に入れ込まれている

異分子、観念、概念に

無理矢理に形づけられている

物心はそれをデータに

作られているのかもしれない

本当は誰にも

最初が無いのかもしれないのだ

自らのアイデンティティに

集団の中で与えられた物が

必ず含まれている

逃れることはできない


自分で作った物を見て

それを自分だとは言えない

教科書や百科事典に

書かれていることも

他人から提供された物である

消去はできるが

真っ白にはできない

意識の中から

他人が出て行くことは無いし

物理的に人付き合いが無くとも

それを認識することは

他人を意識することである

自分で自分を作れないのだ

これは

全ての意識という物が

同じであろう



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