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平成

作者: 栄啓あい
掲載日:2019/04/30

 様々なことがあった平成。


 平成元年―昭和天皇から代替わりされたあの日、小渕恵三さんが平成という文字を掲げた。


 その日のことは、今でも様々な人に伝えられている。


 平成三年―昭和末期からあった、バブルが崩壊した。


 日本は、これによって経済的に崩れていった。


 平成七年―一月十七日、阪神淡路大震災によって、神戸の街や人々は、一瞬にして飲み込まれた。


 直下型地震で、高速道路は崩れ、家具は倒れあい、想像もできないほどの恐怖に包まれた。


 あの時―少しでも守れていれば・・・そんな声が聞こえてくる。


 平成十一年―1999年は、ノストラダムスの大予言により、出生が激減した年。


 1900年代の終わりということもあり、色々なことが騒がれた。


 平成十二年―2000年ベビーが流行り、昨年とは対照的に、出生が急増した年。


 平成十三年―そして時代は、二十一世紀になった。


 平成十四年―アメリカ同時多発テロは、人々を騒がせた。


 平成十六年―そして私は生まれた。私は、あの、吹雪の中で、ゆっくりと生まれた。


 平成二十年―リーマンショックもあり、大変なこともたくさんあった。


 このころはもう、インターネットや、電子通信機器などが、大幅に進化し、まだまだ、進化の段階であった。


 平成二十三年―そして東北は、闇に包まれた。


 津波によるあの被害で、多くの人が犠牲になった。


 私も体験したあの地震。恐怖の小一の体験だった。


 平成二十五年―2020年のオリンピック開催地が決まった。


 それは、東京だった。


 平成三十年―天皇は、自ら退位を表明した。


 驚きの表明で、平成を懐かしみ、振り返る人が、たくさんいた。


 しかし、次の元号を、みんな待ち構えていた。


 そして、平成三十一年―四月一日、菅官房長官が、新しい元号を「令和」と発表した。


 それからもう一か月。


 四月三十日の今日、平成最後の日になった。


 いとおしい平成。


 別れが惜しい平成。


 でも、時代の流れには逆らえない。


 私は、こんな平成が、大好きだった。


 本当に、本当に、大好きだった。


 なのに、こんなにもあっさりと終わってしまうのか。


 もう少し、平成をいたわってあげたい。


 もう少し、平成でいてほしい。


 せめて、あと少し。


 内 平 外 成


 内平かに外成る


 地 平 天 成


 地平かに天成る


 意味は、「内外、天地とも平和が達成される」


 本当に、そんな時代だっただろうか。


 日本だけで見ても、そうとは思えないかもしれない。


 でも、平成というこの文字、なんだか穏やかそうで、良かった。


 平成が、楽しかった。


 そして、今上天皇も、良かった。


 デジタルが進化し、人々はそれに流されるように、日々を過ごしていった。


 平成、いや、へいせい。


 平静な、平成。


 平成の、平生。


 最後まで、ありがとう。


 本当に、本当にありがとう。


 この際だから言うが、家のテレビは、ブラウン管テレビだ。


 だから、平成最後のNHK番組、「ゆく時代くる時代」は、流行が昭和寄りの、ブラウン管テレビで見る。


 家の現役の昭和感を残しつつ、去っていく平成。


 新しく来る令和。


 このバトンが、今、継がれる。


 昭和は二世代前と言われ、


 平成は一昔と言われる。


 平成生まれも、古いと言われる時代が、来るのか・・・。


 とにかく、


 ありがとう、平成。


 さようなら、平成。


 またね!


 っていうか、またはもうないけど、いつまでも「平成」くんがが令和を見守ってほしい。


 さようなら、平成!


 本当に、本当に、ありがとうーーー!!!












        平   成   











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― 新着の感想 ―
[良い点] 平成って、いい時代だったんだなぁー! なんて、思えました! ありがとう平成! ありがとう作者様っ!
[良い点] なんか爽やかな気分になりました。 こういうの好きです。 [一言] ブラウン管テレビはやっぱり突っ込みどころですよね! もし、持っていて、しかも画像が映るのなら、すごいです! なんか機械で…
[良い点] 面白かったです。 ここにはツッコミが必要と思い、感想です。 > 家のテレビは、ブラウン管テレビだ。 マジか? 一番コレが衝撃的でした。
2019/05/01 01:27 退会済み
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