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短編集

平成

作者: 栄啓あい

 様々なことがあった平成。


 平成元年―昭和天皇から代替わりされたあの日、小渕恵三さんが平成という文字を掲げた。


 その日のことは、今でも様々な人に伝えられている。


 平成三年―昭和末期からあった、バブルが崩壊した。


 日本は、これによって経済的に崩れていった。


 平成七年―一月十七日、阪神淡路大震災によって、神戸の街や人々は、一瞬にして飲み込まれた。


 直下型地震で、高速道路は崩れ、家具は倒れあい、想像もできないほどの恐怖に包まれた。


 あの時―少しでも守れていれば・・・そんな声が聞こえてくる。


 平成十一年―1999年は、ノストラダムスの大予言により、出生が激減した年。


 1900年代の終わりということもあり、色々なことが騒がれた。


 平成十二年―2000年ベビーが流行り、昨年とは対照的に、出生が急増した年。


 平成十三年―そして時代は、二十一世紀になった。


 平成十四年―アメリカ同時多発テロは、人々を騒がせた。


 平成十六年―そして私は生まれた。私は、あの、吹雪の中で、ゆっくりと生まれた。


 平成二十年―リーマンショックもあり、大変なこともたくさんあった。


 このころはもう、インターネットや、電子通信機器などが、大幅に進化し、まだまだ、進化の段階であった。


 平成二十三年―そして東北は、闇に包まれた。


 津波によるあの被害で、多くの人が犠牲になった。


 私も体験したあの地震。恐怖の小一の体験だった。


 平成二十五年―2020年のオリンピック開催地が決まった。


 それは、東京だった。


 平成三十年―天皇は、自ら退位を表明した。


 驚きの表明で、平成を懐かしみ、振り返る人が、たくさんいた。


 しかし、次の元号を、みんな待ち構えていた。


 そして、平成三十一年―四月一日、菅官房長官が、新しい元号を「令和」と発表した。


 それからもう一か月。


 四月三十日の今日、平成最後の日になった。


 いとおしい平成。


 別れが惜しい平成。


 でも、時代の流れには逆らえない。


 私は、こんな平成が、大好きだった。


 本当に、本当に、大好きだった。


 なのに、こんなにもあっさりと終わってしまうのか。


 もう少し、平成をいたわってあげたい。


 もう少し、平成でいてほしい。


 せめて、あと少し。


 内 平 外 成


 内平かに外成る


 地 平 天 成


 地平かに天成る


 意味は、「内外、天地とも平和が達成される」


 本当に、そんな時代だっただろうか。


 日本だけで見ても、そうとは思えないかもしれない。


 でも、平成というこの文字、なんだか穏やかそうで、良かった。


 平成が、楽しかった。


 そして、今上天皇も、良かった。


 デジタルが進化し、人々はそれに流されるように、日々を過ごしていった。


 平成、いや、へいせい。


 平静な、平成。


 平成の、平生。


 最後まで、ありがとう。


 本当に、本当にありがとう。


 この際だから言うが、家のテレビは、ブラウン管テレビだ。


 だから、平成最後のNHK番組、「ゆく時代くる時代」は、流行が昭和寄りの、ブラウン管テレビで見る。


 家の現役の昭和感を残しつつ、去っていく平成。


 新しく来る令和。


 このバトンが、今、継がれる。


 昭和は二世代前と言われ、


 平成は一昔と言われる。


 平成生まれも、古いと言われる時代が、来るのか・・・。


 とにかく、


 ありがとう、平成。


 さようなら、平成。


 またね!


 っていうか、またはもうないけど、いつまでも「平成」くんがが令和を見守ってほしい。


 さようなら、平成!


 本当に、本当に、ありがとうーーー!!!












        平   成   











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― 新着の感想 ―
[良い点] 平成って、いい時代だったんだなぁー! なんて、思えました! ありがとう平成! ありがとう作者様っ!
[良い点] なんか爽やかな気分になりました。 こういうの好きです。 [一言] ブラウン管テレビはやっぱり突っ込みどころですよね! もし、持っていて、しかも画像が映るのなら、すごいです! なんか機械で…
[良い点] 面白かったです。 ここにはツッコミが必要と思い、感想です。 > 家のテレビは、ブラウン管テレビだ。 マジか? 一番コレが衝撃的でした。
2019/05/01 01:27 退会済み
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