車中にて
「神様?」いやーそんな事って、ありえない、まて、やはり夢だろう、自分の右手で頬をつねってみた。「痛い、」やはり現実だ、此処は現実、隣に居るのは、本当に誰なんだ?
「それで、何を聴いて欲しいのかな?」神様と名乗る男性は静かな口調で言ってきた。まじまじと神様と名乗る男性を見てみた、よく見れば普通の感じの男性だ、少し安心した。
「神様なんですよね?」恐る恐る聴いてみた。
「うん、僕は神様だよ」神様と名乗る男性は答えた。まだ、頭の中の整理が付いてないが、これはこれでチャンスと思い神様に聴いてみた。「どうか、僕を幸せにしてください」
手を合わせて神様に願いを伝えてみた。すると、神様と名乗る男性は、静かに語りかけてきた、「幸せになりたいの?」まじまじと私の顔を見ている。「ハイ!なりたいです」興奮ぎみに答えた。少しの間を置いて神様を名乗る男性は答えた。「幸せってなんだろうね?」「えっ?」耳を疑った。「だから、さー、、君の言う幸せってなんなのかなー?」神様と名乗る男性は、まじまじと聴いてきた。戸惑いながらも、車中で私は、幸せとは何かを、神様のまえで語ってみた。「いやー、やっぱり大金持ちで、なんでも手に入れれてとか、女性にモテモテとかじゃ、ないかなー」なんとなく言ってみたが、とても恥ずかしい気持ちになってきた。「ふー、君も同じなんだね?」ため息混じりに、神様を名乗る男性は語ってきた。