アビ様登場…拉致られる。
お待たせしました。書き上げたので更新⤴
時間というものは、楽しいと忘れてしまうものなんですね~
この至福の時間
その終わりを知らせる声掛けに はっ とした私と陛下は、顔を見合わせて…思わず苦笑い
時は無情とはよくいうものです。
名残惜しいので、しばし見つめ合っちゃいました。
陛下のことをこの眼に焼き付けておきましょう。
だって…夜まで(舞踏会まで)こんなに近くで見ることはできないでしょうしね。
離れるの 寂しいな~
陛下の瞳が心なしか潤んでいる気がするよ。私も泣いちゃうかも
ああ。。まるで私たち
バカップルの様ではありませんか…
世の中の『 祖父と孫 』なんて、どこもそんなもんなのかな?
と、そんなどうでもいいことを考えていたら
「主、リコ様に会えてうれしいのは解りますが、ほんとに急ぎませんと…」
再度、現実の声が聞こえた。(ちょびっと妄想の世界にいたので、内心ビビっちゃったよ)
さすがに城勤めの方はお声も通るし、耳に心地いいな。
陛下に夢中であったためか、二度目でやっと声の主の存在に気付いた。
すまん。すまん。
声を掛けてきたと思われるのは男性。
イケメン!そして声もイケてる!
黒髪に黒い瞳。優しげな表情。洗練された身のこなし。
これは!!…乙女の理想の王子様ですね。
年齢は20代といったとこでしょうか?若い割には落ち着いた雰囲気を纏っています。
そして・・・整った容姿はどこか見覚えがあります。
んん?どこでみた?
イケメンは、『 困ったな。。』とでも思ってるのでしょうね。
ダメな子を微笑ましく見守っている!そんな感じのままで私たちに近づいてきます。
似てる!!
このイケメン。色気は振りまいてないが、それを除けば陛下に激似ですやん。
ってことは、もしかしてホンマモンの王子か?
王子キターーーーーー。
ははははははははははははははっはっほっ。
って冗談ですよ~てへっ
このイケメンに纏わりついてる精霊さん。から察するに
この方…アビ様ですよ! 間違いない!!
私には精霊さんが見えるので姿かたちが変わっていようと無問題。
瞬時に解りますよ。だって…いわゆるオーラ?!が見えるんです。
それが、指紋のように一人ひとり違うんですからね。
声だけでは、気づかなかったかもしれませんが
一度でも会ったことがあるなら間違えることは無いんです。
しかも、アビ様ですよ! 愛しのMyだーりん!!
アビ様には、もう二回も会ってます。(妄想の中なら10回以上です!)
解らないわけないじゃないですか~
でもね~うううっ
・・・残念。
ん?
何が残念かって?
それはですね・・・
現在アビ様は人型をとっていらっしゃいます。
当初の予想通り、アビ様は美形ですよ、イケメンですよ。
が
気付きました。気づいちゃいました~
私はやはり『 モフモフ 』なアビ様を求めていたようです。
イケメン前にしても ときめき ません。
モフモフなアビ様なら悶えるほど ときめく でしょうに!
この間にも、アビ様はお父さんやお母さんに挨拶をし
こちらへ向かって来ています。
どうやら、ラブラブな私たちに
他の家臣の方々は声を掛けるタイミングをつかめず
苦肉の策でアビ様が呼ばれたのらしい
アビ様は、私たちの目の前まで来ると
優雅に微笑み
優しく諭すようにおっしゃてくれているようなのですが
何故か
二重音声(心の声)が聞こえてきます。
『 今日は陛下よりもよっぽどアビ様の方がものすごく忙しくて、大活躍中なのです。
そのお手を煩わせてしまった私たちは万死に値するみたいです。 』
ハイ。すみません。
今度からはちゃんとお手を煩わせないように空気読みます。
今度は。違う意味で泣きそうです。
陛下は有無を言わせず拉致されていきました。
うん。
アビ様最強ですね。
アビ様はいつもは穏やかですが、激務に追われると暗黒魔王になります。
この時は最強です。陛下も言われるまま仕事します。逆らえる者はいません。




