表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リトライ中です。多分…  作者: うるうる
43/87

代替え案…会議。

お久しぶりです。

長い間ご無沙汰しておりました。

ぼちぼちとですが、書き進めていきたいと思います。

皆さん集まりました…ね。


現在、この部屋には

ソファーに腰掛け、私を膝に乗せようとあの手このてで頑張っているお爺様。

先ほどから何やら思案顔な叔父さん。

急な呼び出しに何が起こるのか・・と不安そうなシャルロッテさん。

いつでも相変わらず美しい我が女神ことお母さん。

そして、なんとか男前を持ち直した・・お父さんがいます。


「あなた達にも何か良い考えが無いか聞かせて欲しいのだけれど…」

集まった皆さんにお婆様が意見を求めています。

ちなみに、すでに大まかな事は皆さんにはは説明済みです。

もちろん…お婆様が。



「ちょっといいかな…?実はかんたんじゃないか?!」


叔父さんが早速動いた!ナイスだ!

何か思いついたらしい…

さすがっす。

かっこいいぞ〜さすが次期当主!!

其処らのただの馬バカではないハズだ!


「リコには魔道具のブレスレットがあるじゃないか!!

あれに比べればそこらへんのヘタな宝石なんかクズ石だよ、

あれほどの貴重なものなんか滅多に無いんだから我が一族の威厳は保てるんじゃないのか?

簡単だろ・・」


おおおお。

そういえばあれって国家予算並みのお値段するんでしたっけ・・

いいかも〜!

叔父さん。言い切りましたね〜

そして、どや顔 ですね〜



「ダメよ〜」「ない…わ」「却下!」


えっ?早っ・・女性陣。

電光石火のごとしダメ出しですね〜


「お兄様。あんなもの一部のマニアにしか価値が解らないわよ。」


「私もそう思います。ビクトール様。

女性には価値がわからなければ値段など意味がありませんわ」


「そうね。

それ以前にドレスアップしている時に皮のブレスレットなんて

見た目にもそぐわないわね。

愚策よビクトール!馬バカもほどほどにしなさい・・却下。」


お・・叔父さん。ご愁傷様です。



女性陣にボロかす言われて凹んでます。

わ・・私はいいんじゃないかと一瞬思いましたよ〜気落ちしないでね〜

叔父さん!ファ・・ファイト〜


でも、本当にいい案だと思ったんだけどな〜。ドレスコードに引っかかるのか…

んん。ドレスといえば…結婚式の二次会で確か。


小百合が作ったレースのチョーカーだ!!


そうだ!!あれつけて行ったら確か・・可愛いって好評だったんじゃなかったっけ?

それに、レプリカだったけど、ダイヤみたいのもついてて高級感もあった!


これって、いけるんじゃないでしょうか?

幸い、お婆様のとこにはレースが山ほどあるし!材料には事欠かない!



はい。はいはいはーい!挙手です。

お婆様!いい案が浮かびましたよ〜

リコです。リコをご指名ください!



「リコ?どうしたの?」


「はい、お婆様!

レースのチョーカーはどうでしょう?

レースなら重くないし…可愛いいし

チョーカーに、お婆様から頂いたエメラルドをつければ見栄えも良くなると思うんです。」


「・・・・」


駄目ですか?無しですか?却下ですか?


む・・無言はどっちなんですか?


女性陣〜。

何かアクション下さい・・リコは泣いちゃいますよ〜


「そのチョーカーとやらが、どんな物なのか分からないけれど・・

ネックレスの代わりっていう事は、首元に着けるのね?

レースと宝石ね〜どちらも美しいし、やってみる価値はあるわね。」


「はい、リコちゃんならレースのリボンだけでも可愛いいですよ!きっと最高に可愛くなります!」


「もちろんよ!リコは何でも似合うから可愛いに決まっているわ〜。

いゃん。楽しくなっててきたわ〜レースかぁ・・うふふ。

それ、私が作るわ!

お母様!急いでレースを選びましょう!」


おおおお。皆さん笑顔ですけど・・これって採用ですか?

ふふふふふ。ふふ。ふ。

やりましたよ〜リコはやりました!やってやりました〜

この苦境を打破ですよ〜

このまま追い風に乗って苦境も乗り越えちゃいますよ!

ふふふふふふ。



「そうね、急がないと明日に間に合わないわね!

レースが決まれば、それに合わせてドレスも選びなおさなければいけないわ!

ミーナ。事前に選んだドレスは何着?」


「3着です。すみませんお母様。

不測の自体に備えてもっと選んでおくべきでした。

ドレスも選び直しですね。」


ええええええ〜っ。お母さん・・マジですか?・・選び・・なおす・・

また・・あの着ては脱ぐをくり返すわけですか・・


「では、私とミーナでレースを選ぶので・・シャルロッテ。

ドレスの手配を・・

・・そうね。50着ほど厳選しておいて。」


「はい。お義母様。喜んで!」

シャルロッテさん。瞳がキラキラしてます。

そんなに見つめられると溶けちゃいます。熱いです。

リコは生ものですよ〜


皆さん・・乗り切ったつもりでしたが、私の試練はまだまだ続く様です。


私の明日はどっちだ・・

気づいたら明日の夕方ぐらいになってないかな〜


・・猛烈に折り紙が恋しくなってきました。




男性陣ははたして必要だったのか?

お爺様とお父さんは出番なしでした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ