おうた
目の前の深い闇の中を いつまでも見つめていた
怖くて 胸が苦しくて このままだと飲み込まれてしまいそうで
幾 数年の時が過ぎた 未来に臆病で 過去は捨ててきた
悔しくて 今すぐ忘れたいの 早くこの時間が終わればいいのにと
周りの目線が 私を斬りつける
研ぎ澄まされた 剣のように
氷の槍が 深く突き刺さる
私とは何? 宇宙に向かって問い続けた
幾千の星が瞬いた 未来に負けそうな 私を慰めた
嬉しくて 今すぐ触れ合いたいの 早くこの想い伝えたいの
あなたに助けられて 私嬉しかった
柔らかい幸福な手を差し伸べてくれた
あなたのぬくもりが 私を溶かしていく
私とは何? 今、わかった気がするの
周りの景色が鮮やかに見える
光に包まれたあなたのように
私の気持ちが虹色に染まる
あなたと出会えて....
ずっと、ずっと、ずっと...... 歩ませて下さい