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ヒロインの母➍
メイアと名付けた我が子の成長は早いもので気が付けば産まれてから数ヶ月以上も経っていた。
成長するにつれ顔立ちもハッキリとしてきて、髪の毛も伸びた。
目元は私に似たタレ目で、鼻立ちはどちらかと言うと夫に似てる。髪色は夫の紫色の引き継ぎ、瞳は私の金色の瞳を受け継いだ可愛いらしい女の子。
7ヶ月ほどが過ぎた頃、メイアが初めて「まんまっ」て私を呼んでくれた。
私は嬉しさのあまり声にならない声を上げ、メイアを抱き締めた。
加減も考えず強く抱き締めてしまったから、メイアは苦しくて泣き出してしまった。
メイアの鳴き声に自身が仕出かしてしまった事に気付き、胸が締め付けられる思いを抱くと共に怖い思いをさせてしまったと私は涙を流しながら何度も侘びてメイアを優しく抱き締め、背中を優しく撫でた。
その日は泣き止むまで長く掛かり、泣き止んだ後はそのまま眠りに着いたメイアに最後にもう一度、謝罪の言葉を送り、頭を一度撫でベビーベッドへと降ろした。




