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運動会

秋の大運動会

運動会


私の幼稚園の頃に一度だけお父さんが来たんだ。


お父さんが運動している姿って見たことなかったから、走れるのかなって疑問に思ったんだ。


親子競技ではお父さんではなく、お母さんとでたのだけど、保護者のみのリレーにはお父さんが出てくれたんだ。


赤白に分かれたリレーで、お父さんはアンカーだった。


私は大きな声で応援したよ、「お父さん頑張れ」ってね。


リレーは接戦だったけど、お父さんのところにバトンが来る前に少しだけ距離が開いてしまって、ついにお父さんにバトンが渡った。


その時、私は一陣の風が吹いたのかと思った。


お父さんはすごく速かったんだ。開いていた距離もあっという間に縮まり、抜かしてしまった。


そしてそのままゴールし、逆転勝ちになった。


みんなすごい喜んでいたけど私は信じられなかった。お父さんがあんなに速かったなんて。


驚いてお母さんを見ると、


「すごいでしょ。お父さん学生の時陸上部で県大会優勝までいったんだから」


自分の事のようにそう言った。


もう一度お父さんの方を見ると、汗をぬぐいながらそこに立ってるだけなのに、すごくかっこよかった。


どう?私のお父さんすごいでしょって言いたくなった。


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