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銀色のもふもふ
「それでは、よろしくお願いします。」
世界を渡り、現地のギルドに行き依頼主と依頼内容を確認し依頼を正式に受けた。
依頼主曰く、「銀色の毛を持つ大型犬」との事。
街の外に出ると普通に魔物がいた。
植物の化物だ。
スライムを召喚して対峙するように命じた。
すると、スライムは植物を野菜スティック感覚で食して行った。
端末のカメラ機能を起動し望遠鏡の代わりにして遠くの方を見た。
ステータスを見ようとしたら一部文字化けを起こしている。
これは一体・・・?
スライムが犬に近寄り捕食しようとしている。
その犬は保護対象だ。
食べるなよ?
犬を捕獲して依頼主の元へ戻った。
「依頼内容は犬とありましたが・・・」
「ここだけの話にして下さい。その子は魔獣です。種族はフェンリル。」
薄々そうではないかと思っていたが、フェンリルかい!
大人しくしていてくれたから助かった。