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合成獣退治報告
研究所で合成獣を退治し国営ギルドに報告に行った。
(一応、この国からクエストを受けた扱いなので)
「話は伺っております。ヤヤ様、リン様ですね。ギルドマスターが奥の部屋におります。」
奥の部屋へと案内された。
部屋に入ると若い女性が佇んでいた。
「初めまして、異界の方々。」
!?(何故、異界、他の世界から来たと知ってるんだ?)
「警戒しないで下さい。私自身、時の女神の使徒で時々お言葉を頂くのです。」
成る程、ミス・マリーの使徒なら知っていてもおかしくはないか。
俺たちは研究所での出来事を報告した。
「では、魔核は無かったと?」
「私が保有しているスキルは魔核とやらを消失させられるようです。スキルを使用しながら合成獣に触れたら消滅しましたので。」
「戦利品はこれだけですね。」
「ヒヨコの玩具ですか・・・。」
どう見ても湯船に浮いてそうなヒヨコの玩具。
「少々失礼。」
助手の目を見ると、ほぉとだけ言った。
「リンさんの記憶を見させて頂きました。」
「女神様に報告します。宿を取ってあるのでそちらで待機していて下さい。」
俺たちは宿に通された。