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タイトルを「異世界探偵」から「探偵と異界からの依頼」に変更しました。
まだ、仮題なので変更するかもしれないです。
さてと、どうしますかね。
まずは、状況を確認。
こちらは、1人。
相手は2人。しかも荒事になれていそう。
相手のスキルは不明。
自分のスキルは、収納とクセの強いので2つ。
あとは端末の中にあるのは・・・
そもそも地図と翻訳は起動中なので、これ以上は望めない。
詰んでるな・・・。
交渉で解決できればいいんだが・・・
とりあえず問いに対して答えを返す。
「不完全な状態なので私にも把握ができていないのです。」
・S-KILL (LV.1)
コレに関して解っているのは、敵対者からスキルを切除する。(自分は対象外)
という位だ。敵対者の範囲、切除したスキルはどうなるか等は一切不明。
嘘は言っていない・・・よな?
「そうか・・・。悪い事を聞いちまったな・・・。若いのに、兄ちゃんも苦労してるんだな・・・。」
何故だか、同情されている。
「だ、そうだ。剣術スキルは諦めて本腰入れてレベルが高いスキルに適した聖職者にでもなったらどうだ?」
「諦められないです。聖職者になるのが嫌で、組織に入ったですから。」
「そうだったな。兄ちゃん何とかならんか?」
いや、出来るならやってます。
とは流石に言えない。
アニキの圧が凄い。
とにかく怖いのだ。
何とかならねーかな・・・。
ちょっと待てよビー玉みたいなものが落ちてたよな・・・。
「少々、時間を頂けますか?」
「手短に頼むぞ。」
モヒカンとアニキに背を向けて端末とモヒカンとの戦闘後に拾ったビー玉のような物を収納から取り出した。
一応、百科事典アプリを起動
万が一、ビー玉みたいなものが、モヒカンのスキルであり返却した場合でも、
コレについて聞く時にに画像があれば依頼主に見せることができると思いカメラ機能を起動した。
カシャ
画像は取れたようだ。
鑑定結果
剣術スキル珠
使用すると剣術スキルを覚えられる。
使用方法はお任せします。
飲むなり割るなりして下さい。
モヒカンのスキルだったな。
ってさらっと鑑定されてるんですけど・・・。
理由は後で考えるとして、今はアニキとモヒカンだな。
俺は翻訳以外のアプリを切り、アニキとモヒカンの方に向き直してこう言った。
「どうにかなりそうです。」
「本当か!」
モヒカンが嬉しそうだ。
「どうすんだ?」
とアニキが聞いてきた。
「この珠を破壊して下さい。」
と言ってモヒカンに剣術スキル珠を差し出した。
モヒカンは珠を握りつぶした。
「コレでいいんだよな?アニキ、剣を貸してくれますかね?」
「ほらよ。」
と言って剣をモヒカンに投げた。
「剣が思うように振れる。そうだ!この感じだ!元に戻ってよかったぜ!」
モヒカンが嬉しそうで何よりだ。
「おい、どうしたんだ!兄ちゃん?」
あれ?どうして俺は地面と平行になってんだ?
「しっかりしろ!」
「これって€%2%#と€%2%♭の症状っす!」
「そんな事は俺でも<%$5÷々4/。おい!$¥#$。早くしろ!#&_>=<〆々〒魔法をかけろ!」
2人の言葉がよく聴き取れない。
意識が遠のいて行く・・・。