招かれてない者
「念話はいつ来るんですか?」
「いや、来ないし、なんで毎日ここに来てるんだ?」
「助手だからです。」
「雇わないからな。」
あれから毎日彼女は事務所にやってきていた。
今日も連絡は来ないと思っていたら通話アプリの着信音が鳴った。
「頼まれていた資材が用意できたので私の領域に送りますね。」
ミス・マリーがそう言った後、周囲の景色は薔薇が咲く庭園へと変わっていた。
「ここに来るのは2度目・・・。お久しぶりです。時の女神様。」
隣に助手になりたがっている元アイドルの女が立っている。
へえーここに来た事あるのか・・・。
って何でここに来てるんだ!?
「助手だから。」
「え?私が転送したのはヤヤさんだけの筈・・・。久しぶり?2度目!?」
ミス・マリーは混乱した。
「それは私の仕業です☆」
端末調整女神のご登場。
あーなんとなく解ってきた・・・。
それもだろ?
彼女がミス・マリーが消した筈の異世界の記憶を持っていたり念話を傍受したり。
「正解です♡」
可愛らしく言ったがイラッとした。
「コホン、後でマクロに問い詰めます。今は依頼の内容の確認をします。ある世界にある合成獣研究施設から、とても危険な生物が誕生してしまい、そのうちの1匹が行方不明になりその生物の探索及び捕獲、危険と判断したら討伐してもいいです。期間は6日間宿泊費、出張費込みで150万、別途合成獣の危険度によっては追加報酬であってますね。」
ええ。資材の方もありがどうございます。
後は頼んでいたアプリが完成してれば・・・。
「今回は時間が足りませんでした☆」
この野郎・・・。
「なので助っ人を呼びました。」
それが彼女って訳か。
「宜しくお願いします。」
はぁ、仕方がない。連れて行くか。




