自己紹介
俺と赤髪の女性はトラさんに連れられ奥の方にある部屋に案内された。
「俺は風来者組合の頭をやっている氷山ってもんだ。そんで、アンタらは何処で大蛇の事を?」
「冒険者のス『ガッシャン』チャーです。主のお告げによりこの地に参りました。」
先に女性が自己紹介をすると名前の所で丁度、壺が割れる音がした。
「成る程、アンタは三神様の一柱に頼まれて来たんかい。そんで見慣れない服を着ている兄ちゃんは?」
「探偵のヤヤという者です。大蛇討伐の依頼を受けてここに来ました。」
ここに来た理由は蛇退治、それ以上でもそれ以下でもない。
氷山が俺を凝視している。おそらくステータスを見ようとしているのだろう。
「たんていとか言う職は聞いた事がないし、位階等の状態が確認できねーが一体どういう事でい?」
しかしスキルが働いて見えないようだ。
俺は自分が持っているスキルについて説明した。
「成る程、中々難しい異能だな。トラの所の娘が聞いたお告げ通りって訳かい。トラ、説明してやんな。」
「はい。数日前、俺の娘が3人の女神様から御言葉を頂いたと言い出した。内容は『異国の地より真紅の女、現れる。異界より現れ、能力の見えない黒髪の男が現れる。これらと協力し、厄災を退けよ。』だった。」
そのお告げは俺と赤髪の女性の特徴と一致している。
「トラと俺で調べた結果、厄災は大蛇だ。大昔、イズモという所で討伐された筈なのだが・・・。」
それが復活したわけか。
まぁ、事前に貰った資料で知ってはいたが。
「討伐は無理そうだから封印でどうにかしてーんだが・・・オメーさん方、封印術は使えるのか?」
「魔物の属性等によってですけど使えます。」
ほぉ、この女性は封印術が使えるのか。
勿論、俺は使えないです。




