表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷探偵と異世界からの依頼  作者: ドロップスター
1章 異世界初心者の最初の4日間
14/67

手料理

「ここが一番オススメのお店です。」

ここって・・・

彼女の運営するギルドだ。

「中に入って席に座って待っててくださいね。」

そう言ってミス・アルディスは先に行ってしまった。

そう言えば食堂みたいなところがあったな。

と思い返しながら中に入り記憶を頼りにそこまで辿り着いた。


「何だい?もう店仕舞いだよ!」

おば・・・お姉さんが凄い圧を掛けながら話しかけてきた。

「ここで待つようにミス・アルディスに言われたもので・・・」

するとお姉さんは微笑んで

「そうかい。ゆっくりしていきな。」

と言って何処かへ姿を消した。


「お待たせしました。」

エプロンを着けたミス・アルディスが料理を運んできた。

「あの・・・変ですか?」

別に変だとは思わない。

何だろうか?ミス・アルディスの顔が少し赤らんでいる。まさかな。


「お、ヤヤの旦那。来てたんですね。」

モヒカンがやって来たと思ったら彼は入り口付近の壁にめり込んでいた。

一体、何が起きたんだ?

「他にも作ったものがあるので取ってきますね。」

そう言ってミス・アルディスは厨房の方へ走って行った。


「ヤヤさん。」

今度はミスター・オトンか。

「アルディスは迷惑をかけませんでしたか?」

彼女のおかげで今日一日、有意義に過ごせたと思う。

「いいえ。彼女のお陰様で良い一日でした。観光案内を依頼して正解でした。」

「そんでヤヤさん。あの娘と結婚して下さるんですか?」

ん?今なんて言ったんだ?

確認をしようとしたらミスター・オトンが消えていた。

もしやと思い入り口付近の壁を見たらモヒカンと一緒に壁にめり込んでいた。

「どうしたんですか?ヤヤさん。」

「いえ何も・・・」


俺は壁に背を向けて食事を続ける事にした。



ミス・アルディスの手料理を味わった後、宿に戻り眠りについた。


本日は女神の領域には行かない。

依頼主のミス・マリーと決めたことだ。







女神の領域


「マクロ、いくら待っても彼は今日は来ませんよ?」

「え〜!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ