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始まりの始まり

※主人公が探偵ですが、推理ものではありません。

不定期連載です。

20XX年 都内某所


そこにある雑居ビルの一室。

そこは俺が経営している探偵事務所だ。

探偵と言っても殺人事件なんかには逢う事はない。

主な仕事は何でも屋に近い。

と言っても、別れさせ屋は断わり、復縁工作は依頼主を調べてからにしている。

その為、実入りは良くないが好きでこの仕事をしている。



ある日、そんな俺に変な依頼の電話がかかってきた。

「はい、探偵事務所〈億屋(オクヤ)〉です。本日はどの様な御用件でしょうか?」

「異世界で4日ほど素行調査をお願いしたいのですが・・・」

少女の声だった。なんだイタズラ電話か。

「お断りします。それでは・・・」

と電話を切ろうとしたら、

「ちょっと待って下さい。イタズラじゃないんです。信じてください。せめて話だけでも・・・」

電話の先の声の主は必死だった。

いつもなら話しを聞かず電話を切っているところだが、この時は何故か切らずに話しを聞くことにした。


()()()()()()()()で人の手によって勇者が召喚されたのです。ただ、その方によくない噂がありまして・・・」

「その人物の素行調査をしろと。」

「はい。可能なら排除もお願いしたいのですが・・・」

「探偵の業務内容は他の法令で禁止されている事は出来ません。」

「そうですよね・・・。」

「報酬の方は?」

「前払いでお好きなスキルを1つと15万円。成功報酬でスキルを1つと15万円。」

「機材等は実費でしょうか?」

「機材等は必要であればお送りいたします。現地の通貨は最初に多少はお渡しします。他に請求があれば別途お支払い致します。」


うむ。イタズラならよく出来ている。

私の管理する世界って事は本当ならこの人(?)は女神。

調査対象は勇者。

面白そうな話しだし、もう少し付き合ってみるか。

「その依頼をお受けいたしましょう。」

「ありがとうございます。前払いのスキルはこの世界で言う所のタブレット端末をお送りしますので、そこから選んで下さい。押せば確認画面が出てくるので、宜しければ決定を押してください。直ぐに習得します。

準備に時間を取られたり、スキル選択に迷うと思いますので出発は1週間後でお願いできますか?」

と電話先の相手が言うと、どこからともなく1万円札15枚とタブレット端末が降ってきた。

「はい。1週間後ですね。(マジかよ・・・。)」

どうやら本当の事だったらしい。

内心は動揺している。

よく考えたら、どんな世界なのかまだ、聞いていない。

もしかしたらと思い恐る恐る聞いてみた。

「危険手当とか頂けますかね・・・。」

「現金とスキルどちらが良いですか?」

「・・・スキルで。」

やっぱり危険なのかよ。

こうして俺は異世界で勇者の素行調査をする事になった。

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