第6話 新たな学校生活 後編
朝、秋璃はベットから起きると身じたくをし、
朝食を食べ、ルルを連れて学校に向かった。
「おはよー秋璃。」
誰かが秋璃に声をかけた。茶髪に青い目をした少女。彼女は、風音 絆。
秋璃のクラスメイトである。
「おはよう、絆。」
「おはよーさん!」
秋璃の後ろから声がした。
黒髪で髪の毛の一部が白色の少女。
彼女は苗木 涼香。同じく秋璃のクラスメイトである。
「おはよう、朝からテンション高いね。」
「あっ、秋璃、聞いた?今回来た歴史の先生、めっちゃイケメンなの。」
涼香が言った。
「そうなんだー」
(なんかどーでもいいな)
「なんだよ!もーまじでイケメンなんだからね!」
「イケメン好きだね、涼香は。」
絆がつっこんだ。そのまま三人は教室に入った。
「あっ、フリット先生。おはようございます。」
涼香は一人の男性に挨拶した。
「おはようございます。苗木さん。おや?苗木さん、隣にいる銀髪の少女は?」
「友達の月本秋璃さんです♡こないだまで人間界にいたので…ね、秋璃!」
「はじめまして。月本秋璃です。よろしくお願します。」
秋璃はそう答える。
(確かにイケメンだね。まあ興味無いけど。)
キーンコーンカーンコーン
ホームルームが始まった。フリット先生は秋璃たちのクラス二年B組の担任である。この学校はA組からC組まであり、そしてs組がある。s組は学年の中でとくに優れた人たちが行くクラスであるのです。そして秋璃たちのクラスは普通のクラスである。
今日の授業は終わり、下校の時間となった。絆、秋璃、涼香の三人は家に帰ろうと箒置き場へ向かった。その時、オレンジ色の髪の少年が秋璃たちの前に現れた。
「月本秋璃!」
少年が叫んだ。
「えっ!わっ私?」
秋璃は自分の名前を呼ばれて混乱している。
「お前に決闘を申し込む!」
「えっ、ええええええ!?」