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フルムーンの奇跡  作者: 暁月 織花
3/11

第3話 初めての仕事 前編

秋璃はすぐに行動した。



そして、一時間後…


「わかんないよー!」

秋璃が叫んだ。

「諦めたら?」

真帆はそう秋璃に言う。

「ダメよ、成績に関わることなんだから!あー、早く学校に戻りたいよー」

「えっ、秋璃ちゃんてまだ学生だったの?」

「ん?そうだよ。」

「大人かと思ってた!」

「!私、まだ未成年だよ。」

「秋璃ちゃんって何歳?」

「11歳」

「嘘!私も11歳!小学五年生!」

「小学…?」

秋璃は小学校を知らない。

「えっ、知らないの?」

「うん。魔法界だと、小学とかじゃなくて魔法学校だけだから。」



秋璃が通っているクラウン魔法学校は、

10歳〜16歳までの魔法使いたちが通う学校なので、小学校とかは無い。



「なんかすごい。」真帆が言った。

「ねぇ、それより、テントとかご飯とかは、大丈夫なの?」

真帆が不思議そうに聞いていた。

「ええ、全部魔法で出来るもの。」

そして、時間がすぎていき、真帆は家に帰って行った。秋璃は魔法でテントとご飯を出し、いろいろと終わらせ、テントの中で眠った。

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