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第3話 初めての仕事 前編
秋璃はすぐに行動した。
そして、一時間後…
「わかんないよー!」
秋璃が叫んだ。
「諦めたら?」
真帆はそう秋璃に言う。
「ダメよ、成績に関わることなんだから!あー、早く学校に戻りたいよー」
「えっ、秋璃ちゃんてまだ学生だったの?」
「ん?そうだよ。」
「大人かと思ってた!」
「!私、まだ未成年だよ。」
「秋璃ちゃんって何歳?」
「11歳」
「嘘!私も11歳!小学五年生!」
「小学…?」
秋璃は小学校を知らない。
「えっ、知らないの?」
「うん。魔法界だと、小学とかじゃなくて魔法学校だけだから。」
秋璃が通っているクラウン魔法学校は、
10歳〜16歳までの魔法使いたちが通う学校なので、小学校とかは無い。
「なんかすごい。」真帆が言った。
「ねぇ、それより、テントとかご飯とかは、大丈夫なの?」
真帆が不思議そうに聞いていた。
「ええ、全部魔法で出来るもの。」
そして、時間がすぎていき、真帆は家に帰って行った。秋璃は魔法でテントとご飯を出し、いろいろと終わらせ、テントの中で眠った。