子育ては大変14(番外編)
着ぐるみ編
毛皮はないですがフワフワのモコモコです。
白猫着ぐるみです。
後ろのファスナーはマァムに上げて貰いました。
準備は整いました。
私の魅力を存分に味わうがいいのです!
覚悟するのですよ!旦那様!!
そう、私はこれから旦那様に奇襲します。
夜這いなのです!
私の魅力にメロメロになって、膝まずいてカニカマを献上させるのです!
私は悪女になります。
夜は私の舞台なのですよ。
「おーほっほっほ、です」
これであってますかね?
ピーの恋愛上級編。
[男を手玉に取れ!] を実行します。
向かうは寝室です。
旦那様はまた本を読んでいます。
難しい本です。
お風呂上がりまで一緒にいましたが、用を思い出したフリをして寝室から抜け出したのです。
私は女優になりました。
旦那様も騙されたはずです。
「ふふっ、まさか私が着ぐるみに着替えをしに行ったとは気付いてないのですよ」
旦那様はきっと私が絵本を取りに行っただけだと、今頃思っているはずです。
ちなみに協力者はイッちゃんとマァムです。
イッちゃんが着ぐるみを用意して、マァムのお部屋で着替えました。
寝室のドアをそっと開けて、中を覗きます。
驚かすのです。
'さぷらいず' なのです。
あれ?旦那様がソファーにいないのです。
トイレですか?
でも気配はするから絶対いるはずです。
寝室に入ってテーブルとソファーの下を見ますが居ません。
何処に隠れたのですか?
まさかっ!
寝室の奥のベットを見ると、布団が盛り上ってました。
寝たのですか!?
一人で眠るのは駄目なのです!
私が先なのですよ!
はっ!
これは確か、夜這いの最高条件だとピーが言ってました。
シメシメです。
気配を殺しながらベットに近付きます。
着ぐるみの尻尾は引き摺って音がなってしまうので、手で掴んで持ち上げながら、慎重に慎重に………
旦那様は寝てました。
目が開いてないのです。
仰向けで寝てます。
本番なのです。
えっと、確か、まずは脱がせるのでしたっけ?
むっ、ボタンが取りづらいのです。
………破いては駄目ですかね?
イッちゃんが怒りそうなにので、頑張って脱がすのです。
上着は苦戦しましたが、下は簡単に脱がせられました。
スッポンポンの旦那様、いっちょあがりです。
それで撫でまわすのでしたね。
頭を撫で撫でしてあげます。
旦那様は良い子です~
撫で回したら次は舐めます。
旦那様が前に私の胸を舐めて甘いと、言ってました。
ペロリッ
甘くありません。
可笑しいのです。
ペロッ、ペロッ、ペロッ
甘くなりません。
舐め方に問題があるのでしょうか?
チューッ
吸い付いたら、旦那様の肌が赤くなってしまいました。
……………ちょっと面白いのです。
もう少し吸ってみましょう。
甘くなるかもしれません。
イチゴもリンゴも赤くなった物のが甘くて美味しいと、料理長も言ってました。
チュー、チュー、チューッ、ヂュッ
アレスの肌にはたくさんのキスマークが点々と色付く。歯形が付かなくて幸いだった。もし、甘かったら肉ごと持っていかれたかもしれない。
口が痛くなりました。
吸いすぎました。
でも、まだ舐めなければなりません。
リンはアレスの胸から下へと唇を移動させる。
胸から腹へ。
腹から腰へ。
腰から…………
「はい、ストップ」
「うにゃあっ!!」
起きたのです!
ビックリしました!
ああ、夜這い失敗です。
「何してるの?」
「夜這いです」
「その格好で?」
「女の戦装束です」
アレス要望の白猫着ぐるみのリン。
「……………」
アレスは沈黙した。
「ニァーです」
リンの魅了攻撃。
「……………可愛い」
会心の一撃。
アレスは悩殺された。
「夜這いなら食べてもいいよね?」
アレスは覚醒した。
アレスが襲いかかってきた。
「にゃ?………………ニァアーッ!!!!!!」
……………………………
リンは全滅した。
舐められました。
全身舐められました。
もう、恥ずかしいのです!
夜這いは、もうしません!!
胸だけじゃなくて、変なところまで舐められたのです。
思い出しただけで、もう駄目です。
余りの恥ずかしさに、いつの間にか寝てました。(気絶)
もう、白猫着ぐるみは着ません。
防御力ゼロです。
後ろファスナーがいけなかったのです。
もっと強くないといけません。
今度はドラゴン着ぐるみにします。
でも猫着ぐるみの毛皮は大事です。
イッちゃんに言って、猫耳と尻尾のついた服を作って貰います。
でも、夜這いはしません。
大人しく旦那様と一緒に寝ることにします。
アレスは初めから寝てませんでした。
イチとマァムはリンではなく、アレスの協力者でした。




