表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/76

夏祭り5

気持ち悪いキンピカは何処かに連れて行かれました。


イッちゃんはキンピカに勝ったので、おじさんから賞品が貰えるそうです。


「賞品は兄さん等が貰ってくれ。僕は僕の服を作りたかっただけだしな」


イッちゃんからリボンが結ばれた箱を渡されました。


中身はお菓子がいいのです。


リボンを外して、紙はビリビリ破ります。


ビリッビリッビリビリビリ………


「嬢ちゃん………もう箱は開けられるぞ?」


はっ!

破くのが楽しくて、開けるのを忘れました。


箱を開けるのです!


パカッ…………


「石なのです」


お菓子ではないのですか…………ガッカリです。


「へぇ、珍しい物を出したね」

「珍しいのです?」


石です。黒い石は珍しくないのです。そこら辺に落ちてます。


「鉄鉱石だよ。にしては不純物が多く混じってるね」


「御名答です。これは隕石の欠片になります」


「隕石だって!?んなの賞品にするなよっ!!研究者が喉から手が出るほどのもんだろっ!!」


隕石は様々な鉱石から構成され、地上に存在しない物質も含まれる謎の多い石であった。未だに成分は解明されていない。


数が少ない為、研究資材として売れば一生遊んで暮らせる程の値段になる。


「その昔この領地に墜ちた隕石の欠片ですよ。最近発見されましたが隕石自体は湖の底にありますから回収は出来ません。欠片は全て回収し研究所に提出済みです。湖を観光地にする宣伝を兼ねて景品にしてみたのです」


欠片は既に全て回収済みだ。


隕石は湖の底にある為、水圧と重い隕石を盗める者はいない。


「湖は[星の湖]として観光名所にするつもりです」


「この石が星なのです?」

「ええ、星が墜ちた物を隕石と呼ばれています」


石は星でしたか!?


キラキラしてないのです。


ガキッ!


「何やってるの!?」


「甘くないのです………」

「当たり前だろっ!飴じゃないのっ!!」


星を噛んでみましたが、硬くて甘くありませんでした。


でも星らしいのです。


墜ちた星でも願い事は叶いますかね?


「はい、旦那様」


旦那様に星をあげるのです。


「願い事はいいの?」

「旦那様のお願い事を叶えて貰うのが、願い事なのです」


「「ええ娘やーっ!!」」


イッちゃんと司会の人間がハモリました。

仲良しなのです。


旦那様は星を握ると、私を片手で抱き上げました。


「俺の願い事を叶えてくれるの?」

「はいです!」


「どんな願い事でも?」

「はいです!」


「…………じゃあ、結婚してくれる?」

「はいです!」


「「「「「えっえーーーっ!!!!」」」」」


旦那様のお願い事は結婚でした。


結婚は夫婦になるのです。


「ちょっと待てやっ!結婚っ!?何プロポーズしてるのっ!?嬢ちゃんも何、了解してるのっ!?まだ、早いからっ!」


この世界の婚姻は男が20歳、女が15歳で結婚出来る。


「兄さんも若いんだから、良く考えてだな…………」


「俺は32だよ。リンは13だから式は2年後だね」

「えっ…………………えっえーっ!!!えっ、32!?嬢ちゃんも13なの!?」


私はもうすぐ一歳なのですよ。(*猫年齢)


大人になります。


イチはアレスは同い年くらいに、リンは10歳以下の子供だと思っていた。


「式の報告もあるから帰るよ」

「バイバイでーす」


アレスに抱えられたまま、リンはイチ、ハンソン、司会者、観客に手を振る。


アレスはもう領に用がなくなった為、魔力で移動しようとする。


「あっ、イッちゃんも…………」


近くに居た、イチにリンが手を伸ばし触れた。


「え"っ、ちょっ!!!!」


アレス、リン、イチが舞台から消えたのであった。







アレストファ公爵家に無事到着。


「何っ!?ここ何処っ!?」

「お家です」


「なんで僕が居るの!?さっきの何!?」

「魔力移動。何でイチまで居るの?」


「僕が聞きたいわっ!?」


アレスとイチが元凶を見る。


「イッちゃんにお菓子をあげてませんでした」


リンは綿飴を見せる。


「えっ、それだけっ!?」

「はいです」


「それ、使用人達への土産でしょ?」

「イッちゃんが使用人になれば食べれます」


私、冴えてます。


「………そうだね」


「いや、待って!本人の意思は!?」


「お菓子、いらないのです?」

「リンの菓子が嫌なの?」


「えっ、いや、菓子は好きだよ………じゃなくて………」


「なら、問題ないね」

「皆で食べるのです!」


その後、イチは使用達と仲良く綿飴を食べた。


イチは菓子を食べる為にアレストファ公爵家で使用人をやるはめとなったのである。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ