突然の雷 〜常ちゃまサイド~(孫ひいろ視点)
召喚の瞬間 (常ちゃまサイド)
その日わがK家はいつもどうり夕飯の膳を囲んでいた
だがいつもとちがうのは突然ふりだしだ雨と稲光。
常ちゃまがおおよろこびで不思議なダンスを踊り始めた。
「じーちゃん
その踊りはなあに」
無邪気に聞く私の弟エイジに
得意気に
「これは雨乞い踊りじゃあ♪♪」
さらに激しく踊る。 はぁ?なんじゃそりゃ。 いつもながら常ちゃまはよくわからん…。
「雨乞いなんてしたら洪水になるからやめてください!!」
切れ気味に母ふうみは止めにはいる。だが その踊りの最中 バリバリドッカーン 裏にでかい雷が落ちた 。「わしの祈りが(?)つうじたんじゃ♪」
またまた得意気な常ちゃま。
しかしまさかそれが全てのはじまりだなんて誰も想像していなかった。
雷の後普通なら家の外の様子確かめますよね? だがわが一家はぼけぼけなせいか そのまま気にしないでおふろに入って翌朝まで気にもしなかったのです。
翌朝
「おぉ 立派なタケノコがはえとるぞ♪」 朝早くから常ちゃまがよろこびいさんで騒いでいた。
ん?タケノコ??はて家の回りにタケノコなんてあったっけ?
眠い目をこすり外に出てみるとそこには 、見渡す限りの竹林が広がっていたのです…。
一晩寝たら我が家の敷地以外全て竹林とかありえないわ、まじで。
きっと夢だわ そう思って二度寝するあたし(オィ)
だけど家族みんな起きてもやっぱりそこは竹林なわけで…。
呆然とする一家。 だが
「タケノコ御飯が食べ放題じゃ♪」
と、常ちゃまだけはいつもどうりだった。
不思議な事に電気水道ガスは普通に使えたりする。
これにはふうみも一安心。
食料も備蓄(地下貯蔵庫)や冷凍のをいれてもとりあえず一ヶ月ぶんはなんとかなりそう。
あたし エイジ みーたん 常ちゃま ふうみはともかく …。
問題は父ようちゃんなのだ。
彼は食鬼だからなあ(汗 だがなぜかようちゃんだけそこにはいなかったのです。