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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

アカシックレコードより削除された、ある桃太郎の話

作者: 六道 翔

 むかしむかし、あるところに、

おじいさんとおばあさんがいました。

おじいさんは山へ死体遺棄に、

おばあさんは川へ洗濯に行きました。

おばあさんが川で洗濯をしていると、 大きな桃が



(中略)



 そして二十年の歳月が流れ…

成長した桃太郎は、 容姿は中肉中背、顔はまあまあ。

腕っ節の強さと精力絶倫な事しか能がない、

極めて頭の悪いニートとなっていました。

中学の頃から授業についていけなくなり、

ギリギリで入った工業高校も半年で中退してしまいました。

その後しばらくは先輩の紹介で土建業やAV男優のバイト、ラブホテルのボーイなどをしていましたが、

すぐに行かなくなり、 ここ三年ほどは一日中家でゴロゴロしていました。

ある日、ついにおじいさんの堪忍袋の尾がブチ切れ、

「出て行け!この穀潰しが!」

「言われんでも出てってやらあ!このヤカンハゲ!」

というやりとりを経て、現在桃太郎は村の外れをトボトボと歩いているのでした。

 桃太郎が舗装の痛んだ村道を歩いていると、

神社の鳥居の上に、一羽のキジがとまっているのを見つけました。

桃太郎は足下にあった拳大の石を拾うと、

「You!死ねよやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

と気合い一閃、キジに向かって投げつけました。

ドグシャアアァァァァァ!!!

という致命的な音が響き、

頭蓋骨がグシャグシャに潰れたキジは即死してしまいました。

「へへ、今夜はキジ鍋だ。」

と、得意げな桃太郎。

しかし、これまで炊事洗濯はおばあさんに頼りきりだった生活無能者には、

キジを調理する方法などわかりません。


仕方なく、頭部がグシャグシャに潰れたキジを持って村道を歩いて行くと、

はす向かいの山田さん(仮名)の家の長女、猿枝が向こうから歩いてきました。


名前のとおり、顔は猿並みでしたが、

歩くたびにタユンタユン揺れるGカップのバストに欲情した桃太郎は猿枝を道脇の草むらに押し倒してしまいました。


精力絶倫な桃太郎は猿枝の処女を散らしただけでは飽きたらず、

前も後ろも胸も口も犯し尽くし、猿枝はショックで死んでしまいました。

「これも腹上死って言うのかね。じゃーな。」

そう言い残すと、陵辱の限りを尽くされた猿枝の死体を放置して、

再び村道を歩いて行きました。

 しばらく歩くと、道の向こうから村の駐在である犬神巡査が歩いてきました。

根本的に警官が嫌いな桃太郎は何か言いかけた犬神巡査を遮り、

「切り捨てソーリー、髭ソーリー!」

と叫ぶや、持っていた鉈で犬神巡査の首を切り落としてしまいました。

桃太郎は犬神の死体の服を脱がすと、

菊門を犯したあげく腸内に放尿し、

「ざまあみろ、権力の犬め!」 と吐き捨てると、

近くの肥溜めに死体を投げ入れてしまいました。

ついでにここまで持ってきたキジの死体も、

どうせ調理できるアテもないので捨ててしまいました。

 さて、村はずれまで来た桃太郎は、無い頭をしぼって考えます。

「さて、これからどうしよう。 今更村には帰れないし、俺に出来る事なんて喧嘩とセックスだけだ。

よし、鬼ヶ島に行って鬼共を皆殺しにしてやろう。

そうすればこの村の○○○○(自主規制)共も、俺を見直すことだろう。」

と、そんな感じで鬼ヶ島へ向かいました。

 鬼ヶ島へ上陸した桃太郎は、

手当たり次第にちぎっては投げ、ちぎっては投げ、

鬼たちを皆殺しにし始めました。

男は問答無用で殺したあと、 死体の菊門を犯し、

女は生け捕りし、さんざん嬲った後殺し、

三日とたたずに鬼ヶ島に生きている者は桃太郎だけになりました。


その様子を、遙か空高く、太陽系よりも、この銀河よりもはるか遠く、

かぼそいフルートの音と下劣な太鼓の連打が響く窮極の混沌の玉座にて、

三重冠をかぶった顔のない黒い神様が見守っていました。

神様は腹を抱えて笑い転げ、顔のない貌に浮かぶ燃える三眼から涙まで流していました。

「ブアッハッハッハッハ!!こいつはヤリ過ぎだぜヒャッハアァァァァァ!!!」

しばらく笑い転げた後、神様は言いました。

「さすがにやり過ぎた。これ、やっぱナシで。」

こうして、この話は無かった事にされましたとさ。

メデタシメデタシ。



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