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天使だって驚いた  悪臭

いきなりさ

君死者の匂いがするよ

って言われたら

突っ込みどころの多さにとまどうだろう

「おまえさ、今日誰か殺してきたか?」

「はい?」

 私は手に持っていたカップラーメンのお湯を注いでない奴三つ全部をつい取り落としてしまった。否、まず問題なのはね会って第一声が今日誰か殺してきたかってなに……。私天使なのに人殺しなんかと勘違いされちゃってるよ~。っていうか、なんかいつものようにそれが日常のようにさらっとそんな事を言った君がすごいと思う。

 ま、そんな私の重いとは関係なく目の前の少年は自分の食料の確保のために地に落ちたカップラーメンたちを拾って行く。ひょい、またひょいと。そして三つ全部が自分の手に収まったと確認をしたらまたこっちに視線を投げて語りだす、いきなり。

「あ、ごめんごめん。なんかいきなりだったよな。とりあえずこんばんは。今何時? まぁ何時でも言いか。それより何時も食料サンキュウな。で、本題なんだけどさお前からなんか死んだ人の匂いしたんだよ。まぁそんなの気のせいだよな。俺の完全なる互い違い、だろ?」

「……今日は一段とよくしゃべるね」

 全然説明になってないじゃんっていう本音は言う必要なかった。言って関係を悪くするほど私は馬鹿ではない。とりあえず冷静に考えよう。まず一言目死んだ人の匂いがしたんだよっていうところ。これはそのままの意味っておい、死んだ人の匂いってなんだよ!? まぁいい、とりあえず死んだ人の匂いね。ぜんぜんとりあえずじゃないけど。で、次は気のせいだよな。ごめんなさい、気のせいではありませんでした。最後は完全なる互い違いってこれか! 確かに全然意味わかんない。完全なる互い違いってなんだよ! 多分、思い違いの間違いだろう。

 つまりは、『君の周りで誰か死んだのかなって思ったんだよ。まぁ、気のせいだよね。僕の完全なる思い違いだね』という趣旨のことを伝えたかったってわけだ。口調が全然違うけどそこは気にしてはいけないところ。

「だよな。今日は機嫌がいいのかな?」

 そう言って彼は笑う。でも、なんとなくいやな予感がする。いつもは、ここまでしゃべらない。機嫌がいいときは特にここまでしゃべらないはず……。

「でさ、死の匂いは本当にキノのせいだよね?」

「……気のせいじゃない」

 私は内容が無いようだから躊躇したのではない。ただ少年がかんでしまったから少し躊躇した……だけ。

「な? 気のせいじゃないだと!? 本当に俺の質問の意味わかめってんのか? 俺はお前の周りで誰か死んだんかってきいたわけだぞ?」

 やっぱり不自然なほどよくしゃべる。そしてもう一つ口調がなんかやばい感じ。

「死んだ、確かに彼は死んだ。それが?」

「それがじゃねぇぇっ! 人が死んだ匂いをつけて俺に近寄るな! 気持ち悪い! やめろ! くんな! カップラーメンもってきてくれたことはありがたかったけどくんな! やめてくれ……やめてくれ」

 そう叫んだあと私をにらみつけてくる少年。その目には何かとてつもなく深い闇が浮かんでいた。

遅れてすみません!!!!!!!!!!!

ののののの で本当に忙しくて

そろそろこっちも更新します。

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