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21話 テスト

教室をのぞくと朝のホームルームが始まっていた。  


オレは後ろのトビラからこっそり入り、窓の近くの席に移動しすわる。


「持田遅刻な。」

担任はそれだけ言うと、目もあわせず今日の予定を伝える。


1限目は国語

2限目は数学

3限目は理科

4限目は社会

5限目は英語

6限目はHR


の予定だった。


「筆記用具以外は机の中にしまうように。今日のテストは夏休みの宿題の中から全問出題している。しっかりと宿題に取り組んできたものには簡単なテストのはずだ。」

担任はそういうと黒板に、テストのスケジュールや注意事項を書いた紙を貼りだす。


オレはカバンの中から筆箱を取り出すと、カバンを机の横にかけた。

担任が一番前の生徒にテストの束を配りはじめた。

自分の分のテストをとった生徒が、残りのテストを後ろに回していく。


一番のうしろの席にすわるオレのところにテストが回ってきたときには、大半の生徒が解答用紙への記名を終えていた。 


あわてて出席番号と名前を書き始めると、テスト開始のチャイムが鳴りだした。 


鳴り終わるのを待たずに、カリカリと鉛筆を走らせる音が響き始める。


オレはざっと問題用紙に目を通す。


余裕だ。


当たり前だけど、全部宿題で解いた問題ばかりが出題されている。

オレはケアレスミスだけを注意しながら問題を解いていった。


4限目のテスト終了を告げるチャイムが鳴った。

解答用紙が回収されるのを待つ間、オレは大きく伸びをする。


そんなオレの肩を誰かがたたく。


ふり返るとそこに馬場さんが立っていた。


「持田。このあと生徒指導室にきなさい。」

馬場さんはそれだけ言うと教室を出て行く。


何人かの生徒がオレに怪訝そうな眼差しを向けてくる。


オレはそれを無視すると、机の上はそのままに教室を後にした。


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