『現在位置、示せよという神の得』・・・『詩の群れ』から
『現在位置、示せよという神の得』・・・『詩の群れ』から
㈠
分けの分からない俺という、我の存在は、誰が規定するだろう。
それは、勿論、お前自身でもあるが、一つ言えることがあるだろう。
何だって、其れは一体何なんだ、え?
それはだな、つまり、俺が思う処の、神という訳さ、だろうだ。
㈡
そうか、神ならば、確かに俺の現在位置を、理解しているな、だろうだ。
だろう、それこそが、我の存在を、明示しているんだろう。
そうだろう、そして、その神は、一体どこに居るんだろうだ。
それはつまり、俺にも分からないという結末さ、だろうだ。
㈢
成程な、つまりは、現在位置、示せよという神の得ってことで、人間超越して、神だけが得してるんだ。
それは一体どういう、真理体系何だろう、いずれにしても、詩に成立して、良かったな、だろうだ。