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勇者になることを誓うが人を守れない  作者: T・S
第1章 冒険心は忘れられない
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第8話 冒険者初見

 建物の中ではガタイのいい人や怖そうな人、ガタイが良くて怖そうな人達で賑わっている。


「し、失礼しまーすっ」


 みんなに視線を向けられる中、僕は受付へと向かう。


「冒険者登録したいんですけど、出来ますか?」


「はい、では契約書にサインして頂きます」


 契約書には人間に攻撃しないこと、人間の村に被害を出さないことなど当然のような注意事項がいくつも書かれてある。

 他には、毎週月曜日の14時からの討伐隊に参加すること、こんな記載も。

 後ろから2行目には解約は契約から1ヶ月経たないとできないこと、最後にはこれらを破ると多額の罰金と村外追放、場合によっては死刑になることが記載されている。


「討伐隊って何ですか?」


「討伐隊とは毎週月曜日の14時にここでこの村の全冒険者が集まり、みんなで魔物の村を襲撃しに行くというものです」


「魔物の村があるのか、それ以外の時間は依頼をこなしたりする感じですか」


「依頼?それ以外の時間は何をしていても構いませんが、知っての通り村を出入りするには許可書が必要ですので、外出なさる時は私に声をかけてください」


「あ、いえ、分かりました」


 ここが異世界であっても、ゲームの設定と同じとは限らないのか。

 まず村の出入りに許可書が必要なことも知らなかったし、それよりもここが村だったことすら知らなかった。


 許可書が必要ということは、この村に許可なしで入った僕はバレたら追放されるんじゃないか、なんて思いながらも契約書にサインする。


「はい、では能力測定をしますのでこちらへ来てください」


 僕は受付の奥へと案内してもらう。


「ここに立てばいいんですね」


「はい、そのまま動かないでください」


 台の上に立つと、大きな機械から出されるレーザーを全身に当てられた。


「測定が終わりました、結果が出るまで待機場所にてお待ちください」


 受付前へ戻ると、鎧をまとった人に話しかけられる。



 つづく

 

見てくれてありがとうございますでございます∩^ω^∩

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