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猫の手をかりたいです。  作者: たまけん
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マユキは冒険プランを考える。

マユキはいつもの日課を終えベットに転がりながら冒険のプランを考える。

まず、こちらの戦力だが

ジークは体力的には見習い騎士、そして、剣術のスキルも持っているので、もう駆け出し冒険者ぐらいの実力はありそうだ。ゴブリンだけならひとりで1匹なら余裕で、2匹なら何とかなるというぐらいだろうか?3匹なら少しあぶない??かな?

ミーナは索敵・気配隠匿なんていうスキルを持っているから、索敵メインのかなぁ、、、でも、ジークたちを見ているとミーナが一番強い???アサシンダガーなんて持っているし・・・・

ジムについては、年齢とおりの実力だよね。弓を使うといってもスキルがないから上手く飛ばせないだろうしな。だから、獲物から離れて弓で牽制するぐらいか。

ジニーについても年齢どおりだね、しかも、武器がパチンコだし完璧に補助的役割だ。でも、何気にジムのパチンコの補助が一番効果的かも知れないけど

ジムとジニーは常に攻撃に受けないところにいてもらおう。

そして、マユキ自身のことを考える。

マユキ自身は体力的には同世代と同じぐらい、最近、剣術の練習を始めたけどほぼ関係ない、武器は練習用の木剣だからただの木の棒と変わらない。ただ、ファイアの魔法が使えるから火力としてはソコソコいけると思うのだが、実際にモンスターにファイアを放ったわけではないのでどれくらいの効果があるのか分らない。しかも、4発しか撃てない4発撃ってしまうと動きが猛烈に鈍くなるので実質3発が限度だ・・・・・マユキも煙玉が必要のようだ。

この戦力だと、前衛がジークだけミーナは獲物を見つけたら気配をけして後退、マユキが遠距離からの魔法攻撃、ジニーがパチンコで目くらまし、ジムが弓で牽制という布陣になる。

だとすると、ジークがあいて出来そうなゴブリン2匹が獲物としての安全限界か、2匹なら1匹はジークが相手して残りの一匹をみんなが足止めする。そうしている間にジークが1匹始末し終えるから残りの一匹を全員でやるというところだな。

ゴブリン3匹以上は逃げよう。マユキは決心する。

あと、カードマの森で相手できそうなのはホーンラビットぐらいだけど、見つけることが出来れば狩るということにしよう。

ホーンラビットは人の子ぐらいの大きさのウサギに良く似たモンスターで額に大きな角をつけている。この角と強靭な脚力で攻撃してくるのだが、基本すぐ逃げるのでなかなか狩りにくい獲物である。攻撃力はゴブリンよりあるけど群れないので脅威にはなりにくい。ゴブリンの強さは一対一で何のスキルのない普通の人間の男が何とか勝てるぐらいだ。少し訓練された人間なら楽勝だろう、しかし、ゴブリンは基本群れるからなかなか危険である。なので、ホーンラビットがいるのならホーンラビットを狩るほうがはるかに安全で、しかも、ホーンラビットの肉はなかなかおいしいのでいいお小遣いになる。

そう考えていると、ゴブリンよりホーンラビットを探して狩ったほうがよいのではないかとマユキは思えてきた。

ふと、マユキは思う。。。ミーナの索敵能力ってどれくらいなんだろ???

それによって、作戦や獲物が変わってくるけど、ミーナはマユキやジークたちを特定して探せるみたいだからかなり索敵能力が高いのだろ、しかも、マユキたちに気づかれずにすぐそばにいることがある。もしかしてミーナはものすごく。。。。。。。。。。

マユキはもうミーナの能力について考えるのをやめることにした。明日、ホーンラビットが探せるか?一、二匹になってるハグレのゴブリンが探せるか聞いてみようとおもった。、

あと、何をもって冒険を成功とするかだが、目標を何にするかによって変わってくる。

①ゴブリンを狩る

②お金を稼ぐ。

③Lvアップ。

④怪我しないで無事に帰る。

この四つのうち④とほか一つ達成できたら成功かな??とマユキは考える。

まぁ、みんなが怪我しないで帰宅できれば楽しいピクニックみなたいなもんだからOKだろう。


次の朝、マユキはミーナにホーンラビットが探せるか?一、二匹になってるハグレのゴブリンが探せるか聞いてみたら。たぶん、余裕で出来ると思うよとの返事が返ってきた。

これで、冒険の作戦の障害がなくなりイレギュラーがない限り冒険は成功するものとマユキ考えた。

あとは、親に対する根回しだ。といってもカードマの森にピクニックにいって来るというだけだが、カードマの森は王都の東門を出たすぐのところにある小さな森だが王都の低レベルの冒険者たちが活動する割と安全な森でいろいろな木の実や薬草、動物がいる。この森で王都の人々は身近な必要なものを手に入れたりする。なのでピクニックに行くといえばOKはくれるだろう。もし何かあったときに大変なので行き場所だけは親たちに報告しておく必要がある

カードマの森のピクニックは子供なら一度はやる熱病みたいなものだからとロイはOK出してくれた。ロイも子供のころカードマの森にピクニックというなの冒険をしたようで、ニ、三の注意事項をいわれた。

危なくなったっらすぐ逃げること、怪我とかしたらすぐに親に言うこと、帰ってきたらすぐに報告に来ることなどで、あとは、楽しんで来いとのことだった。

ジークたちにそのことを学校で話すと、自分たちも同じようなこといわれたよとのことだった。


そして、ついにその日がやってきた。

王都の東門のに、朝、みんなで集合しカードマの森に出かける。

門には門番がいて、王都の出入りを管理している。

基本的に王都の住人であれば出入りはできる。ただ、簡単な荷物のチェックと目的をきかれるだけだ。

マユキたちは、身元がきちんとしているし、近くの森に仲間とピクニックというので簡単に門を通ることができた。

東門から少し歩き森の入り口辺りににきたところで、ジークが声を掛ける。

「さぁ、今から冒険の始まりだ、最初に確認だがマユキが言ったこと目的覚えてるよな?まずは、みんなが怪我をしないで帰ることを目標としよう。これが成功したら、俺は何べんも森に出かけて、経験とお金を得たいんだ。みんなには協力できたらこれからもしてほしいし、出来なければ自分とマユキとで無理のないように無理のないようにやっていくつもりだ。なっマユキ」

マユキはキョトンとした顔で「それ、聞いてないし。」とつぶやく。

「えっ、マユキはいやなのか。」

「いや、嫌じゃないし、経験もお金もほしいからジークといくけど、今度からは、いきなりじゃなくそれとなく先にいってくれ。」

ジニーとジムは今回無事そうだったら俺たちもいくといっている。

ミーナは「あなたたちが、無事にこの辺で狩が出来るようになるまで様子をみるわ」といってきた。

どっちにしても、この話は今日無事に帰ってから明日、アジトでしようということになった。

ジークが声をあげる

「さぁ、冒険の始まりだ、行くぞ!!」

「「「おーーーー!」」」

そして、ミーナが先行し残りの4人が森に入って行く。







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